「劇団4ドル50セント」全銘柄総まとめ




「劇団4ドル50セント」全6銘柄を総まとめします!

今回は、約2週間に渡って行われた【劇団4ドル50セント×タイムバンク】コラボキャンペーンで登場した6銘柄について、公募価格や抽選倍率、取引開始以降の値動きなどをまとめたいと思います!

アイドル産業に革命を起こした秋元康がプロデュースする劇団というだけあり、既存のタイムバンクユーザーにとどまらず多方面から注目されたキャンペーンです。全銘柄が公募価格から2倍以上に高騰するなど、ユーザー間取引においても非常に盛り上がりました。

今回は、そんなタイムバンク史に残るキャンペーンを記録しました!

登場した5人のメンバーの経歴

安部乙さんの経歴

安部 乙(あべ おと)
出身:大阪府
生年月日:2000年1月18日
年齢:18歳
身長:156cm
趣味:人間観察
特技:人の特徴を捉えること

湯川玲菜さんの経歴

湯川 玲菜(ゆかわ れいな)
出身:鹿児島
生年月日:2001年1月29日
年齢:17歳
身長:158.6cm
趣味:音楽を聴くこと
特技:ダンス
愛称:わんこ、ゆかわんこ

本西彩希帆さんの経歴

本西 彩希帆(もとにし さきほ)
出身:千葉県
生年月日:1998年5月27日
年齢:20歳
身長:158cm
趣味:帽子集め
特技:好きな物(アニメ/アイドル/作品)を見て幸せになれること

福島雪菜さんの経歴

福島 雪菜(ふくしま ゆきな)
生年月日:1998年11月11日
年齢:19歳
出身地:大阪府(東京在住)
身長:156cm
趣味:ひとり旅/アニメ・漫画鑑賞/御朱印集め/ゲーム
特技:水泳

前田悠雅さんの経歴

前田 悠雅(まえだ ゆうが)
生年月日:1998年10月19日
年齢:19歳
出身地:千葉県
身長:160cm
趣味:知らない街をぶらぶらする事
特技:歌を歌うこと

公募についてまとめ

公募スケジュール

前半は3日に1人、後半は2日に1人のペースで新メンバーが登場しました。全体で約2週間と、キャンペーンとしては長い期間行われました。

8月20日:安部乙さん時間取引開始
8月21日:湯川玲菜さん公募終了
8月22日:湯川玲菜さん抽選
8月23日:湯川玲菜さん時間取引開始
8月24日:本西彩希帆さん公募終了
8月25日:本西彩希帆さん抽選
8月26日:本西彩希帆さん時間取引開始、福島雪菜さん公募終了
8月27日:福島雪菜さん抽選
8月28日:福島雪菜さん時間取引開始、前田悠雅さん公募終了
8月29日:前田悠雅さん抽選
8月30日:前田悠雅さん時間取引開始
8月31日:『劇団4ドル50セント』公募終了
9月1日:『劇団4ドル50セント』抽選
9月2日:『劇団4ドル50セント』時間取引開始

公募価格と発行時間

公募価格は安部乙さんの26.0円が最高値で、本西彩希帆さんの12.0円が最安値。

安部乙さん  :公募価格は26.0円 発行時間は18000秒(twitter 35万フォロワー)
湯川玲菜さん :公募価格は15.0円 発行時間は18000秒(twitter 1500フォロワー)
本西彩希帆さん:公募価格は12.0円 発行時間は18000秒(twitter 1200フォロワー)
福島雪菜さん :公募価格は18.0円 発行時間は18000秒(twitter 6200フォロワー)
前田悠雅さん :公募価格は14.0円 発行時間は18000秒(twitter 2200フォロワー)
チーム「劇団4ドル50セント」:公募価格は20.0円 発行時間は18000秒(公式twitter 3500フォロワー)

各メンバーの公募価格

参考までにtwitterフォロワー数も記載しましたが、この数字から安部乙さんが最高値である事は納得ですね。他メンバーと100倍以上の差があり、劇団内でも知名度が圧倒的であることが伺えます。

湯川玲菜さん、本西彩希帆さんは【フォロワー数÷100】が公募価格となっていて、分かりやすい価格設定基準です。

フォロワー数6200人の福島雪菜さんは、安部乙さんの26.0円に次ぐ18.0円。『週刊ヤングマガジン』で表紙を飾ったという実績もあり、人気メンバーの1人です。

前田悠雅さんはフォロワー数2200人にも関わらず湯川玲菜さんよりも安い設定となりましたが、後半の登場だったため、前半の銘柄の値動きを見ての価格調整と思われます。

チーム「劇団4ドル50セント」はリワードなどが差別化

チーム「劇団4ドル50セント」は、20.0円と強気の価格設定でしたが、リワードに「稽古見学の特別権利」や「劇団員のサイン入りグッズプレゼント」があり、5人のメンバーとは差別化されています。

メンバー全員参加(5人以外)の銘柄ですので、メンバーが多い分、ポジティブなニュースも出やすいですし、単純にフォロワー数を合計してもそれなりの人数になりそう。20円という価格設定は妥当だったと考えられます。

申込み総額と公募倍率

本ブログ調査での抽選倍率と、全ユーザーの申込総額を算出しました。

申込み総額は【公募価格×発行秒数×抽選倍率】で算出しています。

安部乙さん  :抽選倍率【約40倍】 申込総額1900万円
湯川玲菜さん :抽選倍率【約50倍】 申込総額1400万円
本西彩希帆さん:抽選倍率【約60倍】 申込総額1300万円
福島雪菜さん :抽選倍率【約70倍】 申込総額2300万円
前田悠雅さん :抽選倍率【約80倍】 申込総額2000万円
チーム「劇団4ドル50セント」:抽選倍率【約150倍】 申込総額5400万円

「劇団4ドル50セント」全6銘柄への公募申込総額は1億4300万円でした。

抽選倍率は毎回上昇し、最後の『チーム「劇団4ドル50セント」』では抽選倍率150倍を記録。申込総額はチーム「劇団4ドル50セント」単体で5400万円に上りました。

最初の安部乙さんは警戒感

最初の安部乙さんが登場した時の市場の雰囲気は悪くはなかったのですが、新規公開される銘柄については下落する事も珍しくなく、26.0円と高値の案件だったこともあり若干の警戒感が漂っていたように思われました。

以前に行われた「ドリーミングモンスター」のキャンペーンでは最初の銘柄がストップ安を付けてしまいましたので、その経緯を知っているユーザーは大なり小なり警戒していたはずです。

取引開始されてみると、1万秒以上の買い注文が入った安心感が広がり、ストップ高での売りも1000秒未満と好調な出足でした。

警戒感が和らぎ、申込み秒数が増加

安部乙さんが好調な出足で、以降の銘柄も同様に好調だったため、警戒感が払拭され次第に申込み秒数が増加。福島雪菜さんは一人で2300万円を集めるなど、タイムバンクユーザー全員参加の大相場となりました。

特に、チーム「劇団4ドル50セント」の抽選倍率150倍は快挙です。公募段階でここまで人気を集めた銘柄はここしばらくありませんでした。

値動きまとめ

9月8日までの全銘柄の値動きをまとめます。最後に登場した銘柄から約一週間が経ち、価格も落ち着いたタイミングです。

安部乙さん

取引開始三日目で80円まで上昇後、60円付近でもみあい。再度80円超まで上昇後は下落トレンドとなり、70円付近で推移しています。

「劇団4ドル50セント」最も人気のあるメンバーだけに、非常に強い値動きが続きました。50円以上を保つことができている銘柄は非常に少数ですが、簡単に値を下げることなく、売り買いが拮抗する良い動きでした。

湯川玲菜さん

安部乙さんの時間価格が50円台で推移している中で取引開始。安部乙さんの時間価格を上回ることはないという市場の認識のもと、上値が意識される展開で、初日ストップ高以降は渋い値動きが続きました。

安部乙さんが急騰したタイミングで湯川玲菜さんの時間価格も急騰。一時は50円まで値を上げ、その後は40円前後で落ち着きました。

二銘柄目ということで価格上昇への期待感も限定的でしたが、それでもタイムバンク銘柄では比較的高値の40円が落ち着きどころとなり、公募価格の2倍は余裕でキープしました。買いも十分に入っていて、強い値動きでした。

本西彩希帆さん

公募価格は「劇団4ドル50セント」最安値の12.0円でスタート。初日はストップ高どころか一時は公募価格まで下落してしまいましたが、売りが一段落して以降は上昇トレンドに。綺麗な陽線チャートを並べ、最高値35.9円まで上昇しました。

以降は30円をサポートラインとしたボックス相場で、堅調に推移しています。

今後の活躍次第では十分な上昇余地があり得ます。

福島雪菜さん

直前の本西彩希帆さんが弱い値動きだったため、取引中心のユーザー間に下落懸念が出始めた頃に福島雪菜さんの時間取引が開始。

結果は、初日ストップ高で売りは1910秒のみの好調な出足でした。二日目もストップ高水準、三日目もストップ高水準の60円まで上昇し、公募価格の3倍以上の上昇を見せました。

60円付近で少し揉みましたが、値を保てずに40円台まで下落。45円前後が落ち着きどころとなりました。

前田悠雅さん

直前の福島雪菜さんの強い値動きの影響を受け、初日は売りが10秒のみのストップ高という理想的な出足でした。

ちなみに、どんなに買いが入っていても売りが出なければ価格上昇もありません。

2日目も当然ストップ高で、3日目は一時ストップ高を付けてようやくまともに取引が成立しました。3日目の出来高は1万秒を超えていたので、40円台での売りを狙っていたユーザーが多かったものと思われます。

その後は若干の下落トレンドを形成しつつ、40円前後で推移しています。

チーム「劇団4ドル50セント」

この銘柄は他5銘柄と異なり「劇団」としての時間販売という事で、そのポテンシャルに相当な期待が集まり、結果として公募で5400万円を集める人気銘柄となりました。

値動きも期待された通り、初日、2日目はストップ高で終えました。3日目も60円にタッチするほどの上昇後、下落も限定的で50円ほどが落ち着きどころとなりました。

初日は10秒しか売りが出ないほどで、ストップ高を終えて以降も十分な買いが入っていて人気の高さが伺えます。ポジティブなニュースが出る可能性も十分にあり、今後に期待される銘柄です。

リワードについてまとめ

リワードは個別メンバー5人が共通で、チーム「劇団4ドル50セント」のみ異なるリワード設定です。それぞれご紹介します。

個別メンバーのリワード

安部乙さん、湯川玲菜さん、本西彩希帆さん、福島雪菜さん、前田悠雅さんの5名のリワードは次の三つです。ただし、「バックヤードご招待」は対象の公演が終了し次第、受付が終了します。

劇団4ドル50セント公演 バックヤードご招待

250秒の利用で、対象公演についてバックヤードをメンバーに案内してもらえるというリワード。実際に何人かが利用されたようで、利用したユーザーのツイートがいくつか見られました。

全メンバーの時間価格が上昇したのでそれなりのリワード価格になってしまいましたが、公募価格で買えたユーザーは2万円以下で利用できました。特に本西彩希帆さんは取引開始後も公募価格付近にとどまったこともあり、多くのユーザーがリワードを利用したようです。時間利用ランキングにも登場していましたね。

オンライントーク

10~30分、ビデオチャットでメンバーとお話しができるリワードです。1対1でまとまった話ができる機会はなかなか無いですので、貴重なリワードと思われます。

ただし、1秒70円近い安部乙さんでこのリワードを使おうとすると4万円以上かかってしまい、相当なファンでないと使うのは難しそうですね。

ボイス/動画メッセージ

100秒の利用でボイスメッセージ、200秒の利用で動画メッセージをもらう事ができます。内容については希望する事が可能で、収録時間は1分程度のようです。

このリワードについては利用時間が短く、手軽に利用することができますね。”商用利用の二次利用は禁止”とありますが、SNSに投稿する程度であれば問題ないと思われます。いろいろ利用の可能性がありそうなリワードですね。

チーム「劇団4ドル50セント」のリワード

チームとして登場した「劇団4ドル50セント」で利用できるリワードです。個別に登場した5名以外のメンバーがこの銘柄に含まれます。

稽古見学の特別権利

900秒の利用で、普段は目にすることができない劇団の練習風景を見学することができるリワードです。

これはファンにはたまらないリワードですね!900秒なのでそれなりの金額になってしまいますが、練習風景の見学は貴重だと思われます。個別でタイムバンク登場した5メンバーにも会える可能性があります。

申請は900秒ですが、実際には30分見学できるようです。

劇団員のサイン入りグッズプレゼント

250秒の利用で希望メンバー(個別登場の5メンバー以外)のサイン入りグッズをもらうことができるリワードです。

希望メンバー最大5名まで可能なので、コスパの良いリワードですね。もちろん、5名でお願いしてもリワード秒数は変わらず250秒です。

グッズ内容は劇団側が選んだものになるので、希望はできないようです。それを差し引いても良リワードですね。

まとめ

タイムバンク内外から注目された「劇団4ドル50セント」の各銘柄についてまとめました。

今回の【劇団4ドル50セント×タイムバンク】のキャンペーンは、結果的に大成功でしたね。公募価格からの上昇が続いたことで市場がポジティブになりましたし、「劇団4ドル50セント」メンバーファンからの流入も相当数あったのでは思われます。

また、価格が上昇して投機ユーザーの利益になっただけではなく、実際にリワードが活用されていることにも注目です。

本西彩希帆さんが時間利用ランキングに登場していることをはじめ、それなりの数のユーザーがリワードを利用していて、「投機ユーザーの利益」+「ファンによるリワード消費」という、タイムバンクにおける理想の形となりました。

利益が生まれる事で投機ユーザーが増加し、投機ユーザーが増加することで時間の流通が活性化し、リワード利用も容易になる・・・タイムバンクファンとしては、いつか完了形の文脈で書いてみたい内容ですね。

流動性やリワード活用など、まだまだ課題は多いですが、今回の【劇団4ドル50セント×タイムバンク】キャンペーンは間違いなくポジティブな要因になったと思います。今後の展開に期待です!