生活に困っている人のためのセーフティネット「Gleenz」を運営するYacchiさんがタイムバンクに登場しました。
サラリーマンとして勤務するかたわら、polcaなどの支援アプリを使いこなし、いわゆる”社会的弱者”への支援を行なっています。他にも、自身がデザインを手がけるショップを運営するなど、さまざまなことに挑戦。今回はそんなYacchiさんをご紹介します。
目次
Yacchiさんのプロフィール
・名前:Yacchi(ヤッチ)
・性別:男性
・誕生日:1981年9月7日 37歳
・サラリーマン
・ショップ「IoIin」運営
・フードバンク「Gleenz」運営
・絵描き
・twitter:フォロワー数約900人(https://twitter.com/droid8197)
セーフティーネット運営
Gleenz。
それは生活保護前の最後のセーフティーネット。日本の相対的貧困率15.6%。
6人に1人が貧困ラインを下回っています。Gleenzでは、無農薬野菜やお米などを必要な方へお裾分け活動を行い、生命の維持不安を無くすこと、健康な生活を維持することを目的としています。
また近年、生活保護受給に関して、ケースワーカーが申請止めをしたり国の審査が厳しかったりと問題となっています。
Gleenzでは、お裾分けをするに際して審査や確認を全く行っておりません。「信頼」を担保に、必要な方に必要なだけお裾分けを行っています。
なめらかなモノの流れを通じて、優しい世の中の実現に貢献したいと考えています。
https://info.timebank.jp/talent/518
Yacchiさんが運営する「Gleenz」とは
Yacchiさんは「Gleenz」というサービスを運営されています。最後のセーフティネットと呼ばれる「Gleenz」とは、どのようなサービスなのでしょうか?
Gleenzの活動
Gleenzは、”社会的弱者”を対象とした物品の無償支給活動が主な活動内容です。
”社会的弱者”とは、生命の維持に不安があるほどの生活保護世帯から低所得世帯までを指していて、Gleenzは”社会的弱者”が最低限生きていけるようなセーフティネットを構築することを使命としています。
Gleenzの活動内容は、無償支給活動(おすそわけ)を核に3つに分類できます。
- ・おすそわけ
- ・寄付金・寄付物品の受付け
- ・情報発信(WEBサイト・Twitter運用)
これらをこなすのはそれなりの労力がかかりそうですが、今のところ、GleenzメンバーはYacchiさん一人。WEBサイトの運営からおすそわけ品の発送まで、全て1人でこなしています。
また、Yacchiさんは自宅で家庭菜園を営み、そこで育てた無農薬野菜がおすそわけの主な物品となっています。
野菜がメインであることから、
- Green=新鮮な野菜をイメージ
- Glee=喜び
を掛け合せた、「Gleenz」という名称にしたそうです。
[blogcard url=”https://gleenz-yacchi.amebaownd.com”]YacchiさんがGleenzを始めたきっかけ
Yacchiさん自身も社会的弱者になった経験
Yacchiさん自身がうつ病を経験し、うつ病状態の時に家庭菜園に取り組んだことをきっかけに症状が回復。
その経験から、「家庭菜園×生活が苦しい人」でサービスを生み出すことを決意したそうです。
また、生活保護受給者は
- ・安価なインスタント類や炭水化物を多く摂取しており肥満が多い
- ・野菜は高価で、無くても生きていられるため購入を控えてしまう
- ・お肉がメインとなることが多く、栄養が偏っている
ということから、家庭菜園で育てた無農薬野菜をおすそわけするサービス内容になりました。
ただし、安易にサービス内容を決めたわけではなく、TwitterやFacebookで家庭菜園を行っている人、生活保護受給者にアンケートを取り、慎重にブラッシュアップを重ねた結果、サービス内容を決めたそうです。
お金のかわりに「信頼」をもらう
おすそわけ先の人からお金をもらうことはできませんが、お金のかわりに「信頼」をもらうのがGleenzのサービス。
サービスを通して重ねた信頼から、信頼をもとに長期的にお金になる可能性を考えられています。
仮に10人におすそわけをした場合、10人分の信頼というのはとても大きいもの。回復した後にお返しをしてもらったり、そんな直接的ではないにしろ、別のサービスを行う上で協力してもらうなどができそうですね。
Gleenzのこれまでの活動内容
2018年1月に活動開始
YacchiさんのGleenzでの活動は、2018年1月後半から始まりました。
・2月9日 第一回おすそわけ活動(静岡県静岡市・浜松市)
・3月31日 第二回おすそわけ活動(宮城県仙台市)
・4月以降は郵送で随時おすそわけ
・8月 活動休止
・9月 活動再開
・10月 Gleenzリニューアル サービス有料化
・12月 活動再開後、最初のおすそわけ発送
polcaやpringで支援を受けながら活動
支援アプリ「polca」や、キャッシュレスアプリ「pring」を活用し、賛同者から支援を受けながらおすそわけ活動を行っています。
Gleenzのサイトで支援者や金額、そしておすそわけ後の収支などを公開していて、透明性のある運営を心がけている印象です。
ちなみに、支援者の中にはタイムバンクの専門家である いろはさんや奈良人さんの名前も見受けられます。タイムバンクを通して、さらに支援の輪が広がると良いですね。
最初の二回以降、郵送に切替え
最初の二回は静岡県と宮城県まで野菜を渡しに行っていましたが、お金も時間もかかることから4月以降は郵送に切り替えたそうです。
宮城県仙台市までは新幹線で、数万円の収支マイナスとなっていました。信頼関係を築く上でも、直接渡したいというこだわりがあったのだと思います。
2018年10月にGleenzサービス内容をリニューアル
活動休止期間を経て、10月にサービス内容をリニューアル。リニューアル内容は、
- ・おすそわけ対象を野菜以外に拡大
- ・サービス有料化
の二点です。
「サービス有料化」は、最低ラインを100円として、受け取った側に自由に金額を決めてもらおうというもの。
自由に金額を決めてもらうことでサービスの価値を見えるようにするという事と、サービスの赤字解消、そしてより多くの新鮮な野菜を届けたいという想いから有料化に踏み切ったようです。
2019年になり、Gleenzの活動は1周年となりました。これからさらに支援の輪がひろがり、おすそわけ活動で救われる人が増えると良いですね。
Yacchiさんにはデザイナーという一面も
Yacchiさんにはデザイナーという一面もあり、Tシャツやスマホケースを製作しています。
製作した物はメルカリのデザイナーショップ「lolin」で販売されています。
コンセプト「かっこよく、かわいく、さりげなく」。
10代から20代男女に日常にちょっぴり刺激的なモノをテーマに展開しています。
親切丁寧に迅速な対応を心掛けています。
ご質問やご希望がございましたら、いつでも喜んでご対応致します。
宜しくお願い致します。
Yacchiさんのタイムバンクのサービス
Yacchiさんはタイムバンクで3つのサービスを提供しています。
サービスを利用すると、Gleenzの活動を支援したり、Yacchiさんご本人に講演などの依頼をすることが可能です。
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あなたもGleenz参加権
あなたも、Gleenz!
あなたの不要品が、誰かの生活の支えになります。
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必要時間:300〜18,000秒
参考価格:600円~
このサービスを利用すること自体にもお金がかかりますが、支援だと考えましょう!
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気軽に無農薬野菜を味わおう!
無農薬野菜はスーパーで売っている野菜より格別に美味しいです。
家庭菜園で採れた無農薬野菜を贈らせて頂きますので、あなたの舌で違いを味わってみてください。
必要時間:1,000秒
参考価格:2,000円
2,000円相当の野菜を用意するのはYacchiさん一人では難しいと思われるので、半分支援のつもりで使いましょう!
講演やイベント等の出演依頼
起業・経営について
必要時間:100〜18,000秒
参考価格:200円~
100秒から利用可能ですが、1分40秒で出演を終わりにするわけにもいかないので、100秒で申請した場合のサービス内容については事前に確認しておいた方が良さそうです。
まとめ
Gleenzでの無農薬野菜支援をはじめ、新しいことに挑戦するYacchiさんをご紹介しました。
Yacchiさんの活動は、polcaなどの支援アプリを使いこなし、物やお金がなめらかに動くような仕組みが魅力的です。タイムバンクを活用することで、支援の輪がさらに広がるといいですね。
[blogcard url=”https://info.timebank.jp/talent/518″]
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