セゾンの「永久不滅ポイント運用」とは?1年間の運用実績を全公開!

セゾン「永久不滅ポイント運用」の仕組み・投資先詳細・1年間の運用実績を紹介します




永久不滅ポイント運用はセゾンカードで貯まる「永久不滅ポイント」を投資に使うことができるサービスです。

ポイントを持っていれば今すぐ始められることや、仮に損してもポイントなので精神的負担が少ないことが投資初心者に人気となり、現在では50万人以上が永久不滅ポイント運用サービスを利用しています。

投資方法は「投資信託」と「株式」の2種類です。

投資信託は年間15%以上変動するアクティブコース、3%程度しか変動しないバランスコースなどがあり、自身が求める利益とリスクに応じたコースを選べます。

株式では日本企業の株を購入でき、株価変動に従ってポイントが増減するため、実際の投資と同じ感覚を味わうことができます。

永久不滅ポイント運用の概要
  • ・永久不滅ポイントで投資ができる
  • ・投資信託と株式から好きな銘柄を選ぶ(複数銘柄も可能)
  • ・価格変動によってポイントが増減する

ポイントでの投資とはいえ損はしたくないもの。本記事では、永久不滅ポイント運用の仕組みや投資先、そして私が実際に1年間運用した結果を公開します。

永久不滅ポイント運用がどのようなものかを理解するのに役立ててもらえれば嬉しいです。

セゾンの「永久不滅ポイント運用」とは?

ポイントで疑似投資ができるサービス

永久不滅ポイント運用とは、文字通り「永久不滅ポイント」で投資体験ができるというサービスです。

最低100ポイントから始めることができ、”投資”というと気が引けてしまう人でも投資しやすく、初心者から多くの支持を得ています。

運営会社はクレジットカード「セゾンカード」で有名なクレディセゾン。永久不滅ポイントは主にセゾンカードを利用することで貯まるポイントです。

永久不滅ポイント
永久不滅ポイントはクレジットカード「セゾンカード」を利用することで貯まるポイント。基本的に1,000円の支払いにつき1ポイントが貯まりますが、1ポイント=5円分の価値があり、有効期限は無期限という特徴があります。

ただし、永久不滅ポイント運用はあくまで”投資体験”。株や投資信託に連動してポイントが増減するというだけで、実際に投資するわけではありません。

擬似投資とはいえ実際に損得は発生しますし、連動する金融商品は自分で選ぶことができますので、感覚としては実際の投資とほぼ同じです。

永久不滅ポイント運用の仕組み
  • ・永久不滅ポイントで投資体験ができる
  • ・実際に投資するわけではない=”投資シミュレーション”
  • ・選んだ金融商品(株や投資信託)の上げ下げに連動してポイントが増減
  • ・引き出したタイミングで損得が確定する

永久不滅ポイント運用を始めるには

以下の会員の人はすぐにポイント運用を始めることができます。

  • ・セゾンカード会員
  • ・UCカード会員
  • ・ミレニアム/クラブオン セゾンカード会員
  • ・セゾンポイントモール会員

上記の会員でない場合でも、セゾンポイントモールには無料ですぐ会員になることができ、ポイントさえ貯まれば運用をスタートできます。

6種類の投資信託と3種類の株式が選べる

永久不滅ポイント運用では次の投資コースが用意されています。

6種類の投資信託
  • ・日本株(TOPIX)
  • ・アメリカ株(VOD)
  • ・アクティブコース
  • ・バランスコース
  • ・資産形成の達人コース
  • ・グローバルバランスコース
3種類の株式
  • ・日清食品
  • ・カルビー
  • ・ホンダ

永久不滅ポイント運用では6種類の投資信託が用意されていて、銘柄によって投資先の地域(日本、アメリカ、全世界など)や種類(株式、債券など)といった特徴があります。

本記事では全銘柄についての解説を行なっていますので、将来上がりそうだと思う投資信託を選んで運用してみてはどうでしょうか。

ポイント運用の利用者は16万人、10億円を突破

永久不滅ポイントの利用者は全体で1,700万人に上り、そのうち約50万人がポイント運用を行なっています。

およそ30人に1人がポイントを運用している計算です。

近年は資産形成の必要性が意識され始め、投資の練習としてやってみる人が増えているようです。

[blockquote] 「ポイント運用サービス」利用者は約50万人となり、投資初心者との接点を拡大しております。投資初心者 が抱く「怖い」「面倒」「わからない」というハードルを解消し、スマートフォンを使って 「やさしい」 「簡単」「わかりやすい」投資の実現を目指してまいります。
(クレディセゾン2020年度決算資料より)
[/blockquote]

「永久不滅ポイント運用」の運用実績を公開

1年3ヶ月運用した結果

私は2019年3月からポイント運用を開始し、1年3ヶ月が経ちました。

その結果は次の通りです。

「永久不滅ポイント運用」の運用実績
  • ・投資したポイント数:5,001ポイント
  • ・現在のポイント数 :5,079ポイント
  • 78ポイント(390円に相当)の利益

約25,000円相当を1年以上運用した割にはあまり利益が出ていませんね。

米中貿易戦争やコロナショックで相場が不安定だったためですが、コロナショックの影響が大きかった3月は-1,500ポイント(-7,500円相当)でしたので、プラスになっているだけマシと思っています。

投資したコース

投資しているコースは「アメリカ株」と「バランス」の二つで、アメリカ株コースに3,000ポイント、バランスコースに2,001ポイントを投資しています。

バランスコースは50%が株式で、アメリカ株コースはその名の通り100%株式ですので、値動きが激しい組み合わせです。

「永久不滅ポイント運用」で投資できるコースは株式がメインですので仕方ないところです。

各コースの詳細については次で解説していきますが、リスクを避けたいと思っている人には50%が債券(=値動きが少ない)のバランスコースがおすすめです。

「永久不滅ポイント運用」で投資できる投資信託・株式

それでは次に、ポイント運用で選ぶことのできる投資信託と株式について詳しく解説します。

投資先やリスクとリターンの大きさなどにそれぞれ特徴があり、どの銘柄を選ぶかによって運用成績が大きく左右されます。

コース選びの参考にしてくださいね。

【投資信託】日本株(TOPIX)

TOPIXとは日本を代表する取引所である「東証一部」の株価を平均化したものです。

この投資信託に投資するということは、東証一部の銘柄全体に分散投資するということを意味し、日本の景気に大きく左右されます。

日本は景気が良くなれば値上がりすることが期待できるでしょう。

【投資信託】アメリカ株(VOO)

アメリカ株(VOO)は米国市場の主要500銘柄に連動するコースです。

ここに含まれる企業はグローバル企業が多く、アメリカだけでなく世界の景気に左右される特徴があります。

この投資信託の正式名称は「VOO バンガード®・S&P 500ETF」というもので、世界のインデックスファンドの4割を占めるバンガード社が運営し、優秀な運営成績を出しています。

【投資信託】アクティブコース

アクティブコースはリスクをとって積極的に値上がりを狙うコースです。

正式名称は「MSV内外ETF資産配分ファンド(Hコース)」というもので、日本のネット証券大手「マネックス証券」が運営しています。

株式がメインですが、状況に応じて銘柄が入れ替えられるため、日本株(TOPIX)やアメリカ株(VOO)のように決まった銘柄群に投資するわけではありません。

大きなリターンを目指して相応のリスクをとる方針を掲げていて、相場が上向いている間は大きな値上がりが期待できますが、市場が悪化した時には値下がり幅が大きくなる特徴があります。

【投資信託】バランスコース

バランスコースでは価格が安定している「債券」を中心に運用するコースです。

債券は利回りが小さい代わりに価格変動が小さく、大きな値上がりは期待できませんが、着実に値上がりしていくという特徴があります。

バランスコースの正式名称は「MSV内外ETF資産配分ファンド(Aコース)」という投資信託で、アクティブコースと同じく「マネックス証券」が運営しています。

”当ファンドは、中長期的な信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指して運用を行います”という方針を掲げていて、損失の可能性を抑えつつ投資するのに適したコースであると言えます。

【投資信託】資産形成の達人コース

「資産形成の達人」はクレジットカード大手グループ「クレディセゾン」が運営している投資信託です。

投資先は主に株式で、地域は全世界となっており、世界の株式マーケットの影響を大きく受けるという特徴があります。

割安で収益力のある銘柄を選定し(正確にはファンドに投資する)、長期的に保有して大きなリターンを得ることが狙いです。

「資産形成の達人」については紹介動画も公開されています。

【投資信託】グローバルバランスコース

こちらも「クレディセゾン」が運営している投資信託で、世界中に分散投資を行う投資信託「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のファンドに投資します。

株式と債券が50%:50%とバランスが良く、リターンと安定を両立したコースです。

「永久不滅ポイント運用」で扱っている投資信託の中では最も人気のあるコースで、迷ったらここを買っておけば間違いないでしょう。

【株式】日清食品・カルビー・ホンダ

株式コースでは日清食品・カルビー・ホンダの3つの銘柄を選ぶことができます。

ここでは、各銘柄の特徴と株価チャートをご紹介します。

日清食品ホールディングス(2897)

即席ラーメンの先駆者。カップ麺は国内シェア5割超を誇り、その他にスープ、冷凍食品、菓子、シリアル食品、乳酸菌飲料など幅広い食品を扱っています。

カップ麺市場拡大のためブラジル・中国・インド市場にも進出し、グローバル企業として売り上げを伸ばしています。

カルビー(2229)

スナック菓子最大手。「ポテトチップス」「じゃがりこ」に代表されるポテト系菓子が売り上げを占め、北海道の1,300のジャガイモ畑と契約していることで品質と生産力を両立しています。

2009年にペプシコーラで有名な「ペプシコ」と資本業務提携を開始し、北米での事業展開を本格化しました。

自己資本利益率(ROE)は11%を誇り、一般に利益率が高いとされる10%を上回っています。

本田技研工業(7267)

ホンダは正式会社名「本田技研工業」と言い、国際的な自動車メーカーであると同時に、オートバイでは世界トップの企業です。

その他、小型ジェットやロボットの生産も行っています。

アメリカのGM(ゼネラルモーターズ)、中国のセンスタイムと業務提携を行い、燃料電池やEV、AIなどの先進技術開発にも余念がありません。

「永久不滅ポイント運用」に投資する方法

「永久不滅ポイント運用」への入り方

まずはセゾンカードのオンラインサービス「セゾンNetアンサー」にログインしましょう。

メニュー内の「ポイント運用サービス」に進みます。

「ポイント運用はこちら」から運用画面に入ることができます。

そくほう
アカウントを持っていない方でも、お手持ちのセゾンカードがあればすぐにアカウントを作ることができます。

ポイント運用メニューから投資画面へ

ポイントを運用するメニュー画面はこのようになっています。

「買付」は今すぐ投資信託や株を買う取引方法で、一方の「つみたて」は1ヶ月ごとに自動で投資する取引方法です。

「つみたて」では設定したポイント数が毎月25日に投資される仕組みになっていて、

「売却」では、買付や積立で買った株・投資信託をポイントに戻すことができます。

ポイントをチャージする

ポイント投資をするために持っているポイントをチャージしましょう。

チャージは「永久不滅ポイント」か「アクションポイント」から行いますが、レートに違いがあります。

チャージのレート
  • 1永久不滅ポイント=1P
  • 100アクションポイント=1P

ポイントを投資する

チャージができたら投資の準備は完了です。

メニューの「買付」か「つみたて」を選び、好きな銘柄を選んでポイントを投資しましょう。

「永久不滅ポイント運用」投資後にやるべきこと

利益を確定する

投資ポイントに対して利益が出たらタイミングを見計らって売却しましょう。

増えたポイントはまた投資しても良いですし、ポイント運用から引き出して使うこともできます。

投資したポイントは好きなタイミングで売却し、引き出すことができる

長い目で積み立てる

すぐに売るのではなく、数カ月~数年単位で積み立てていくのも王道の投資法です。

月に100ポイントから積み立てることができ、分散して投資していく事でリスクを回避しつつ、無難に増やしていく事ができるでしょう。

「永久不滅ポイント運用」まとめ

永久不滅ポイントの仕組み、投資先、運用実績について紹介しました。

投資をするには証券口座の開設や資金の準備などハードルが高いですが、ポイント投資なら思い立った瞬間から始めることができ、投資の練習として最適。

ポイント投資で知識と感覚をつかんだらリアルな投資にステップアップ、というのが上手なポイント運用の活用方法です。

もし眠っているポイントがあれば試しに運用をはじめてみてはいかがでしょうか。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です