【LINEスマート投資】LINEポイント付与が終了!? 改悪後に解約する人が続出する理由




投資額の2%がポイント付与されることで人気だったLINEスマート投資(ワンコイン投資)。

週に10万円を投資することで2,000ポイントがもらえ、月に8,000ポイントがもらえるということで人気を集めていました。

しかし、そんな美味しすぎるポイント制度がついに終わりを迎えます。

5月1日から「LINEポイントクラブ」が始まり、LINE残高からの支払いがポイント対象外なったことで、LINEスマート投資がポイント付与の対象外となってしまったのです。

ただし、ポイント付与の対象外になると明記されているわけではありませんので、まだ半信半疑の人も多いはず。

今回は、ポイント付与の対象外となる根拠と、ワンコイン投資を続けるべきかどうかを考えてみました。

ワンコイン投資でポイント付与終了と言える根拠

なぜ対象外になると言えるかというと、4月20日にリリースされた「【LINE・LINE Pay】5/1開始の「LINEポイントクラブ」詳細についてのお知らせ」が情報源です。

そこにこのような記載があります。

なお、事前チャージした残高から支払う「コード支払い」、「LINE Pay カード」など、「LINE Pay」の既存のお支払い方法(*2)も引き続きご利用いただけますが、お支払い時の「LINEポイント」還元は対象外となります。

やっている方なら分かると思いますが、LINEスマート投資に投資する際には、一旦LINE Pay残高に入金しますよね。

これが上記の”既存のお支払い方法”にあたりますので、残念ながらLINEポイント還元の対象外になると言うわけです。

LINEポイント付与が最大の魅力だった

LINEスマート投資を始めたほとんどの人がポイント目的だったと思います。

投資は年5%増えれば悪く無いと言える世界。

投資した瞬間に2%「買った」状態でスタートできるというのは本来であれば有り得ないことで、しかも投資後にすぐ出金できるため、2%のポイントをもらって「勝ち逃げ」をすることができたのです。

ある意味、LINEのポイント付与がワンコイン投資の最大の魅力だったと言えます。

ポイント制度改悪でユーザー離れは確実

「投資×ポイント還元」でユーザー集めに成功した一方、今はほとんどの人がポイント目的で投資しているように思います。

そんな中でポイント制度改悪を発表したため、5月以降は一気にユーザー離れが加速するでしょう。

というのも、ワンコイン投資は手数料が高いのです。

年間の運用手数料は投資額の1%ですが、他の投資信託では0.1%台からありますので、LINEスマート投資より5分の1以下に抑えることができます。

ポイント制度改悪後もこの手数料のままなら一気にユーザー離れが起こるでしょうね。

解約は時期尚早!投資額を低くして様子見

今後ポイントが付かなくなる可能性は高いですが、まだ確定ではありません。

ポイント還元を終了すれば解約が急増することは目に見えていますので、ポイントの代わりに新たな還元策が行われる可能性もあります。

したがって、LINEスマート投資の解約はしばらく様子見をするのが正解ではないでしょうか。

私は積立額を低く設定して、これまで投資した大部分を売却&出金した上で、1〜2ヶ月は様子を見ます。

それでも新たなキャンペーンやポイント制度が出なければ解約してしまうつもりです。

LINEスマート投資(ワンコイン投資)を続けるメリットはある?

運用しているFolioは優れたサービス

実は、ワンコイン投資の実態はロボアドバイザー投資の「Folio」というサービスです。

Folioは1ヶ月に1回、最適な投資比率になるようにリバランス(資産の入れ替え)を行う優れた機能があり、値上がりした資産は売却、値下がりした資産を買い増すという投資の基本を忠実に実行してくれます。

比率は1990年にノーベル賞を受賞した手法(平均分散法)を元に計算されます。

しかし、手数料が高い

運用サービスのスペックとしては申し分ない一方、やはり手数料が壁。

年1%はそれほど高くないように思ってしまいますが、他の投資信託と比べると決して安いとは言えません。

100万円投資したら、年間1万円減ってしまうわけですからね。月額約1,000円というのは、例えば動画配信サービスを契約することもできるくらいの金額です。

手数料の分だけ投資パフォーマンスが下がってしまうのは痛いですね。

ワンコイン投資は儲かるか?

手数料以上の利益を出してくれれば言うことはありませんが、以前にワンコイン投資の投資パフォーマンスを分析した際、それほど利益が出ていないという事が分かりました。

こちらの記事で、5ヵ月間の運用実績をグラフにして示しています。

1月頭まではほぼプラスマイナスゼロという状況で、株高となった1月中旬からは+4%ほどまで上がりましたが、2月からはコロナショックで急落した、という結果です。

コロナショックはさすがにどうしようもありませんが、株価が安定していた時もそれほど利益が出ていたわけでは無かったので、そこに1%の手数料を引かれたら利益はほとんど残らないでしょう。

結論:メリットはあるが、魅力は低い

どこに投資するかは他の投資サービスと比較して決めるべきですが、比較してしまうとワンコイン投資の魅力は低いことに気づいてしまいます。

スマホで手軽に投資したい、とりあえず始めてみたいという人にはオススメできますが、投資に慣れてからもずっと続ける投資サービスでは無い、と言うのが私の結論です。

まとめ

LINEスマート投資の「ワンコイン投資」でポイント付与が終了した事について解説しました。

ポイント還元を終了したことでユーザー離れは必至ですが、それを今後どうカバーしていくのかが注目ですね。

私はすぐに解約することはせず、手数料引き下げや、手数料をカバーする還元策が発表されるのを待ちたいと思います。

LINEは自前の投資サービス「LINE証券」に力を入れているので、今後はスマート投資が放置状態になる可能性もありますね。

今後の展開に注目です。




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