今回は、Twitterで行ったアンケート「1億円ポイントバック祭のアンケート」の結果発表と、結果についての考察をしたいと思います。
アンケートの目的は、1億円ポイントバック祭がいつもより盛り上がらなかった理由を調べること。
1億円ポイントバック祭に限らず、最近のタイムバンクはちょっと盛り上がりに欠けると思いませんか?アンケートでは、その理由が如実に表れている結果となりました。
さっそくアンケート結果を見ていきましょう。
目次
アンケートの結果発表
5日間で計130名の方に投票していただき、信頼性の高いアンケート結果になったのではと思います。投票していただいた方々、ありがとうございました!
それでは、結果について考察していきます。
最大の原因は「ポイント制度になったから」
およそ7割の人が「ポイント制度になったから」ということを盛り上がりに欠ける原因として回答しました。
ポイントは出金することができず、しかもポイントで買った分はポイントバックの対象外となるため、お得感が激減したことが理由ですね。
実際、70%ポイントバックは41%キャッシュバックに相当し、実質の還元率としてはかなり下がってしまいました。SNSではポイント制度導入に対して落胆の声も多かったですね。
ポイント制度導入でこれまでのキャンペーン参加者が減少し、盛り上がりに欠ける展開となったようです。
次の理由は「欲しい商品がなかったから」
今回からポイントバックの対象商品が限定され、割引表示がある商品のみとなりました。
対象商品の種類は多いのですが、個人的に欲しいと思っていた商品がほぼ対象外となってしまい、実際の選択肢は半分以下になってしまった印象です。
同じように感じた方も多かった様子で、「欲しい商品がなかったから」というのも盛り下がった理由として大きかったようです。
「商品が届くのが遅いから」は8%のみ
「商品が届くのが遅い」というのがよく批判の的になるのですが、投票した人は8%に止まりました。
キャンペーン参加者が重視するのは”いかに安く買えるか”であって、ユーザー体験はあまり重視されていないのかもしれませんね。
逆に言えば、「安くなければ買わない」というユーザーがほとんどという現状が浮き彫りになっています。今までのプロモーション内容からそうなるのは自然ですが、今後はサービス内容に期待しているユーザーをいかに増やすかが重要になりそうです。
「還元率が低いから」は設問ミスだと反省
「還元率が低いから」という設問は曖昧な上、「ポイント制度になったから」という回答とある意味被っていました。
一口に「還元率」と言っても、ポイントバックの還元率(70%)と実質還元率(41%)の2種類がありますし、この差は「ポイント制度になったから」というのが理由なので、いろいろ曖昧な設問ですね。
回答としては6%のみなので、還元率としては多くのユーザーが満足しているのかもしれません。
ポイント制度導入は失敗だった?
さて、多くの回答者が選んだ「ポイント制度になったから」という理由ですが、これはつまり、ポイント制度導入が失敗だったという事なのでしょうか?
私の考えですが、ポイント制度は必ず導入しなければならなかったと思います。
キャッシュバックは「チェリー・ピッカー」に奪われる
キャッシュバックを続ける限り、せっかく還元したお金がすぐにタイムバンク外に出て行ってしまいます。これではいくらキャンペーンを打っても、美味しいところだけを持っていく「チェリー・ピッカー」に大半を奪われ、キャンペーンの効果が薄れてしまうことは明白です。
今まではプロモーションのために開催していた側面があると思いますが、長く続けるのは企業体力的に厳しいでしょう。
ポイント還元によりタイムバンク経済を活性化
ポイント還元にする事で再びタイムバンク内での消費に回り、ユーザーのアクティブ率を高め、購買意欲を刺激することに繋がるでしょう。
「チェリー・ピッカー」にそっぽを向かれてしまうので最初は痛みを伴うかもしれませんが、ポイント制度導入自体は正解だったのではないでしょうか。
まとめ
ダウンロード数が130万を超え、勢いのあるように見えるタイムバンク。しかし、還元策を変えたことで現状が浮き彫りになりました。
その現状とは、本当にタイムバンクを気に入って使っているユーザーがまだ少ないということ。真のユーザーを増やすには地道にユーザー体験を磨くしかないと思いますが、言うは易く行うは難し、タイムバンク運営としても必死に改善策を進めている最中でしょう。
今回のアンケートでは実際的な良データがとれましたので、今後もたまにやっていきたいと思います。