「ミニストップ ソフトクリーム各種 220円分」チケットが99%OFFの2円で購入できた共同購入セールが、まさかの失敗という結果に終わりました。
今回は、セールが未達に終わったことに対するユーザーの反応や、セール失敗の原因を考察したいと思います。
目次
セール失敗に対するユーザーの反応
目標数達成目前で終了してしまっただけあり、厳しい意見が見られます。
これまで延長を重ねていて、達成まで続けると思われていただけに落胆も大きかったようです。タイムバンクにも事情があるとは思いつつ、ユーザーからの批判が起こってしまうのは仕方ないですね。
https://twitter.com/iyoco1021/status/1122787944404672512
タイムバンクのミニストップのソフトクリームキャンセルとかクソーはいクソー
— かえざくら (@kae_sakura) April 29, 2019
#タイムバンク
ミニストップ ソフト キャンセル、マジか!!
あれだけ引っ張ってキャンセルかよ!!— ネコサス (@nexosas) April 29, 2019
https://twitter.com/HarohelloHello/status/1122672732724793344
https://twitter.com/kabuu999/status/1122657624871190529
共同購入セール失敗の原因
220円の商品が2円というタダ同然のセールでありながら、なぜ失敗に終わってしまったのでしょうか?その原因を考えます。
目標販売数が多すぎた
根本的な要因として、目標販売数が50,000人と多すぎたことが挙げられます。
最初の共同購入セール(「ギフティプレモ500円分」が100円で販売)では目標販売数が5,000人で容易に達成することができ、最終的に販売上限である50,000人に到達することができました。
最初に50,000人に到達したのだから、第二弾でも50,000人に到達するだろう、という予想は妥当なのですが、残念ながら以下の理由でそうはならなかったようです。
ミニストップ店舗の展開エリアが小さい
ミニストップはコンビニ業界第4位の店舗数を誇りますが、一部の地域に集中して出店する「ドミナント戦略」を取っているため、展開エリアとしては限られています。
こちらがミニストップが展開しているエリアです。東京周辺と大阪周辺には店舗が多いのですが、全国的には展開していない地域の方が目立ちます。
1店舗以上ある都道府県は27、100店舗以上に絞ると10しかありません。
これだけ展開しているエリアが絞られると、ミニストップが近くにないユーザーが相当数いるはずで、2円でも購入しないユーザーも一定数いることでしょう。
ミニストップの展開エリアが小さいことは、既存ユーザーだけでなく、Twitterでの拡散効果にも大きく影響していたと思われます。いかに99%OFFと言えど、近くにないコンビニの商品に新規ユーザーが反応する可能性は低いはずです。実際、後半の伸びの鈍化は著しいものでした。
アカウントに住所登録が必要になった
一見影響がないように見えた「住所登録機能」ですが、共同購入セールに思わぬ影響を与えていた可能性があります。
実は、最初の共同購入セールでは複数アカウントユーザーが多く存在していました。招待コードが残高付与となったことで、一人で複数アカウントを開設し、招待コードの報酬を不当に取得していたようです。
※1ユーザーで複数アカウントを開設することはユーザー利用規約で禁じられています。
明日解約の回線が8個あるので早急にペイペイとタイムバンクを消費している。
— あちゃ (@achaemon12) April 29, 2019
タイムバンクのミニストップ、再三延長してたからまあくれるんだろうとぽちぽち16アカウントやったのに何やねんマジで。
— pkojiz (@pkojiz) April 29, 2019
最初の共同購入セールでは複数アカウント開設者が複数購入してしまっていましたが、アカウントに住所登録が必要になったことで、二度目の共同購入セールには参加しなかった可能性が高いでしょう。そもそも一人で10個、20個取得しても使いきれないという理由もありそうですが。
複数アカウント登録が蔓延してしまった反動が、今回の共同購入セール失敗に繋がっているものと思われます。
未達で打ち切った理由
5万人に到達しなかったとはいえ、終了直前には残り1,000人ほどにまで迫っていました。これまで延長を繰り返していたのに、ここで打ち切ってしまった理由はなんでしょうか?
おそらく、4回目の1週間の延長が最後だと決められていたのだと思います。長期休暇に入りますし、元号が変わる節目でもあり、打ち切りは既定路線だったのではないでしょうか。
また、共同購入セールはタイムバンクだけでなくミニストップの都合もありますので、期限についてなんらかのやり取りがあったのかも知れませんね。
少なくとも、ユーザーの納得感という意味では最悪の結末になってしまったことは確かです。達成まで延長し続けるという憶測が大勢を占めていただけに、4月21日の時点で「最後の延長」という宣言があれば、ユーザーの評価は変わったのではないでしょうか。
そもそも、なぜ厳しい目標設定としたのか
そもそも論ですが、なぜ50,000人という厳しい販売目標を立てたのでしょうか。目標は低めに設定した方が無難に思えてしまいますが、敢えて高い目標を設定したのには理由があるはずです。
高い目標を設定することの意味としては、次のことが考えられます。
- ①目標に達していない状況を続けることで、ユーザーの拡散意欲を高める
- ②通常では観測できないユーザーの行動を観測できる
- ③達成しなかった場合、値引きによる出費が消え、PR効果だけが残る(意地悪な見方ですが)
③はあまり書きたくはなかったのですが、直前で打ち切ってしまった以上、こういった憶測が出ても仕方ないかと。
無難な目標設定なら無難に終えることができますが、今後、より良いサービス作るという意味では、50,000人という目標にチャレンジすることが必要だったのかも知れません。最終的に失敗となってしまいましたが、それも一つの教訓なのではないでしょうか。
今回の教訓を踏まえ、よりよいセールが開始されることに期待したいですね。
まとめ
共同購入セール第二弾「ミニストップ ソフトクリーム各種 220円分」の失敗について考えてみました。
一般消費者というマスにチャレンジし始めた以上、良い反応だけでなく悪い反応も増えてしまうのは仕方ないこと。忖度していないので本記事では悪いことも遠慮なく書いていますが、少ないチームで最大の成果を出そうとしているタイムバンク運営にはこれからも頑張って欲しいと思っています。
ぜひこれからの展開に期待しましょう!
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