タイムバンクで販売されているマスク
マスク転売禁止を受けてか、タイムバンクでマスクの出品が増えています。
しかし、中にはあまりに高額すぎる出品も。転売が3月15日から罰則化する前に少しでも売り抜けようという思惑でしょうが、それにしても限度というものがあります。
例えばこちらの出品。
10枚入りで1,880円ですので、1枚188円という高額出品です。
調べたところ、もともとは1枚13円ほどで販売されていたマスクですので、定価の10倍以上もの価格で販売していることになります。
しかも、このマスクを販売してるのは、時計を販売している「NUMBER11」というネット店舗。本業とは全く違う商品を販売しており、「転売ではないのか?」と疑ってしまいますね。
他にも、50枚入り商品が現時点で2種類販売されています。
大人用が1枚120円、女性・子供用が1枚100円ということですが、50枚入りで500円〜1,000円が通常価格ですので、やはり相当な高額出品です。
念のためフォローしておくと、現在のネット通販のマスク相場は1枚100円となっており、タイムバンクだけが高いというわけではないようです。
しかし、Amazonではマスクの高額出品者に対して警告したり、出品を削除する取り組みを強化しており、現在はAmazonでマスクを購入するのが割安になっています。あえてタイムバンクで高値で購入する意味は無いでしょう。
他にも次のようなマスクが販売されていますが、こちらはもともと高いマスクです。さすがに誰も買っていませんね。
法外な高額出品は許されるのか?
通常価格の10倍での販売というのは、仮に供給が滞っていたとしても許されるのでしょうか。
理論的には、価格が上がることで無闇な購入が減り、それによって「本当に必要な人に届く」ということが言えるかもしれません。
しかし、今回の場合は転売業者がマスクを買い占めたことでマスクが不足しているという側面があり、問題を引き起こしている張本人である転売業者が利益を得るという構図は、多くの国民に不利益をもたらしています。
15日以降はマスク転売が罰則化されるために高額出品も消えるでしょうが、火事場泥棒のごとく稼いでいる転売業者に出品を許すタイムバンクは、正直どうかと思ってしまうところです。
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