900円払って発行した新「KyashCard」がついに到着しました!
キャッシュレス戦争で高い競争力を誇るKyashが本格的なカードを発行するとあって、クレジットカード好きな私は速攻で申し込みを済ませていました。
新KyashCardは機能はもちろん、デザイン性が抜群によいカードですので、枕元に飾っておきたいぐらいの逸品ですよ。
今回は実物の写真を交えつつ新KyashCardをレビューしていきたいと思います。
目次
Kyashの3種類のカード
まずはKyashカードの種類について振り返ってみましょう。
Kyashにはこれまで「バーチャルカード」と「リアルカード」の2種類が存在していましたが、今回リアルカードに上位カードが追加されたことで以下の3種類になりました。
- 【既存】Kyash Card Virtual
- 【既存】Kyash Card Lite(下位リアルカード)
- 【新規】Kyash Card(上位リアルカード)
既存の2種類は還元率が0.5%に改悪され、代わりにKyash Cardが還元率1.0%を誇る最上位カードとして登場した、という形ですね。
洗練された外観
KyashCardの表面にはカード番号が記載されておらず、非常に洗練されたデザインです。
表面の要素は「Kyash」「VISA」のロゴと、Visaタッチ決済マーク、ICカードの4つのみ。マットな光沢加工の美しさが前面に押し出されています。
カードの色は青・白・ピンクの3種類用意されていますが、私が作ったのはピンク。青や白のクレジットカードは多いので、他のカードと被らない色にしました。
カードデザインそのものが好きな私としては900円ずつ払ってでも残りの2色が欲しいくらいです。
カード番号やセキュリティコードなどはすべて裏面に記載してあります。
重要な情報はすべて裏面へ
表面がすっきりした分、裏面に記載される情報が増えました。
カード番号・有効期限が裏面上部にプリントされており、その下に署名欄とセキュリティコードがあります。
片面だけに情報が集約されていることはセキュリティ上の懸念があり賛否両論です。
また、カード番号がエンボス(凹凸)加工でないことから、海外の一部のお店で使えないことがあるようです。
とはいえ、普段使う上では大きなデメリットではありません。個人的にはデザイン性が上がったことがプラスですね。
非接触「Visaタッチ決済」に対応
新KyashCardの目玉機能は「Visaタッチ決済」です。
Visaタッチ決済ではカードをリーダーにかざすだけで支払いを行うことができますが、カードを手渡す必要が無いためセキュリティ性が高く、スムーズに決済が行える利便性を兼ね備えています。
ちょっとした買い物でクレジットカードを使うのは気が引けてしまいますが、タッチ決済なら気楽に使うことができますね。
ポイント2重取りで還元率2%超え
Kyashの最大の特徴であるポイント2重取りは新カードでも変わっていません。
新しく追加された「Kyash Card」は還元率が1.0%ですが、Kyashへのチャージに別のクレジットカードを使うことで、そのクレジットカードのポイントも獲得することができます。
私の場合はチャージ用のクレジットカードとして還元率1.2%のリクルートカードを利用していますが、チャージで1.2%、支払いで1.0%がポイント付与されるため、結果として2.2%の還元率を実現できるという寸法です。
とは言え、以前が発行手数料無料で還元率2.0%だったのに対し、現在は発行手数料900円で還元率1.0%なのでかなり改悪されているんですけどね。
新Kyashカードは発行するべきか?
新Kyashカードは還元率が0.5%高い代わりに900円の発行手数料がかかります。
すなわち、18万円までの決済では発行手数料無料の「Kyash Card Lite」の方が得ですが、それ以上になるとポイント差が900ポイントとなりますので、「Kyash Card」の方が得ということになります。
一方、現在は還元率の高いカードや決済アプリが登場していますが、特にLINEが発行する予定の「Visa LINE Payクレジットカード」は還元率3%という破格のスペックですので、そちらに乗り換えた方が得になる可能性が高いです。
そうなるとKyashCardの発行にかかった900円を回収する前に使わなくなってしまうでしょう。
したがって、急いでKyashCardを発行する必要性はあまり無いというのが結論です。
まとめ
Kyashは発行手数料無料、還元率2.0%のハイスペッククレジットカードとして注目されましたが、残念ながら改悪が続き、新KyashCardは発行手数料900円、還元率1.0%と魅力が激減してしまいました。
しかし、それでもKyashの完全上位互換のクレジットカードは存在しないため、発行手数料を払って発行しても損はないでしょう。
デザインが洗練され、非接触決済に対応したことで利便性は大きく向上しました。還元率の低いカードしか持っていない方にはぜひオススメしたい一枚ですね。