一時期CMでも話題になったバンドルカードが学生や主婦を中心に広まっています。
すぐに登録でき、すぐに支払いに使えることが人気の理由となっていますが、その裏には、還元率0%と高い手数料という落とし穴があることをご存知でしょうか。
知らないと損をする現代ですが、何も知らずにバンドルカードを使ってしまうと、年間利息200%超えという暴利をつかまされてしまうすらあり得ます。
そんな事態を回避するため、今回はバンドルカードを使うべきではない理由3つを解説していきます。
目次
理由1 還元率0%という罠
クレジットカードの還元率は通常0.5〜1.5%
通常のクレジットカードでは、支払いに対して0.5〜1.5%のポイントが付与されます。
それに対し、バンドルカードでは一切ポイントが付きません。
現金と同じと言えばそれまでですが、せっかくカードで支払うのですから、ポイントが付いた方が良いに決まっています。
バンドルカードがポイントを付けられない理由
カード会社は販売側からの手数料で成り立っていて、多くのクレジットカードはその一部を購入側に還元する仕組みになっています。
一方、バンドルカードは購入側に還元できない仕組みになっているのです。
バンドルカードの後払い機能「ポチッとチャージ」では審査不要でお金を貸していることと同じです。
そうすると、いわゆる”金融ブラック”という返済能力の低い人が混じってしまい、かなりの割合で貸し倒れが発生します。
この貸し倒れを補填するために、他のユーザーへの還元ができないのです。
「Kyash」は還元率1%
一方、バンドルカードと同じようにアプリで簡単に始められる「Kyash」なら1%のポイント還元がある上、工夫をすれば還元率を2.2%に上げることも可能です。
同じような使い勝手で、還元率0%か2.2%かを選ぶなら、みなさんも2.2%の「Kyash」を選ぶのではないでしょうか。
ちなみに、「Kyash」を高還元率で使い方法はこちらでご紹介しています。バンドルカードよりずっとお得ですよ。
理由2 年間利息200%の罠
バンドルカードの特徴に、後払い機能「ポチッとチャージ」があります。
可愛い印象の名称ですが、極悪非道で有名な「リボ払い」以上に、「ポチッとチャージ」はかなりの手数料モンスターです。
ポチッとチャージの手数料
手数料はこのようになっています。
チャージ額 | 手数料 |
3,000円〜10,000円 | 510円 |
11,000円〜20,000円 | 815円 |
21,000円〜30,000円 | 1,170円 |
31,000円〜40,000円 | 1,525円 |
41,000円〜50,000円 | 1,830円 |
あまりに高い利息
ポチッとチャージの本質は”借金”です。
ユーザーはアプリ上でお金を借りて、翌月末に手数料を加えた金額を返済するというもので、手数料=利息 と考えるのが妥当です。
そう考えた時、3000円分を「ポチッとチャージ」で借りた場合の手数料510円は、月に17%、年利204%という訳がわからないほどの暴利になってしまうのです。
利率が最も低くなる5万円の場合でも、年利換算で約44%となります。
もちろん、実際には年利で返済するという事態にはなりませんが、借金の利息が適切かどうかは年利で判断するべきなので、バンドルカードの手数料はあまりに高いと言えるのです。
ポチッとチャージは「(お金はないけど)今すぐ買いたい!」という欲求に応えるものですが、どちらにしろ後でお金を払わねばなりません。理性的に判断ができるなら、敢えて手数料の高いバンドルカードでお金を借りる必要はありませんよ。
理由3 もっと優れたクレジットカードはたくさんある
収入がある方の場合
もしあなたに収入があるなら、バンドルカードより優れたクレジットカードはいくらでもあります。
還元率が高いカードや、損害補償・保険付きカード、施設での優待付きカードなど、挙げればきりがありません。
収入が無い方の場合
バンドルカードを使っているのは主に収入がない方ですが、収入がなくてもバンドルカードより優れたカードは手に入ります。
上でも紹介したアプリ「Kyash」では、還元率1%に加え、送金機能も付いています。利用者数も2倍以上の開きがあり、バンドルカードを使うならKyashを使うべきという評判が大多数です。
また、銀行口座は必要になりますが、CMで話題の楽天カードは収入がなくても作れる場合が多いです。楽天カードはポイントがたくさん付与されることで人気ですので、作れるなら作っておくのがおすすめですよ。
バンドルカードがおすすめできない根本理由
バンドルカードに還元がなかったり、手数料が高いのは、「後払い」という金貸しをやっているためです。
バンドルカードは審査なしで発行できますが、審査なしでお金を貸してしまうと、高い割合でお金が回収できなくなってしまうのです。
それを補うために、手数料を高くしたり、還元をなしにしている、というのがバンドルカードの実態。バンドルカード側が負うべきリスクを、ユーザーが肩代わりしているという構図です。
逆に言えば、手軽にお金を借りたいという人以外、バンドルカードを使う意味は無いと言っても過言ではありません。他のカードならもらえる還元がもらえず、その分が「ポチッとチャージ」貸し倒れ分に充てられてしまうのですから。
まとめ
万人向けのサービスというものはなく、価値観や経済状況によって何を使うのか選ぶべきです。
バンドルカードを使うべき人も中にはいるかもしれませんが、クレジットカードに多少なりとも詳しい人間としては、正直、情報弱者から搾取しているという印象を拭えません。
ですが、それはあくまで筆者の価値観。もしバンドルカードを使う場合は、機能や手数料を他のカードとよく比較し、納得して利用してくださいね。