株式会社メタップス第10回株主総会 ①




本日2017/11/29 15:00より株式会社メタップス第10回株主総会が開催されました。

その内容について、ご報告致します。

株主総会の進行
佐藤航陽社長を議長とし、以下の進行で行われました。
=== 開会 ===
1.監査報告
  亀村常勤監査より、問題なしとの報告。
2.報告事項
  決算説明資料について、佐藤社長より報告。基本的に、記載通りの説明が行われた。
3.決議事項
 1)定款変更・・・事務所引っ越しに伴う住所変更
 2)取締役4名選任・・・任期満了の為
4.質疑事項
=== 閉会 ===

出た情報まとめ
株主総会中に出た情報について、分類分けして下記します。()内は筆者注。可能な限り正確に書くよう意識していますが、意訳が含まれますので、ご了承ください。

< Pringについて >
(Pringを利用するメリットは何か、という質問に対する回答)
銀行口座からお金を移す、というのは、ユーザーにとってハードルとなってしまう。一方、Pringでは、口座と完全に紐付く為、口座開設=チャージされる、という形になる。つまり、Pringを利用することで、ユーザーが電子マネー(仮想通貨?)を利用する上での障壁を取り除くことができる。

< PringとJコイン構想について >
現段階では、別々のチームとして開発を進めており、関連性は無い。2018年、2019年で、みずほがどこにどう注力するか決定すると思われる。
新決済サービスが受け入れられるかどうかを見極める必要があり、もしかしたら既にあるスイカや楽天ポイント等の仕組みで十分なのかもしれないし、あるいはビットコインで良いのかもしれない。

< 来期予想について >
来期予想については、仮想通貨に関する会計方針が世界的に定まっていない為、開示は見送り。1Qの決算報告までには方針を決定し、来期予想を開示する。(仮想通貨関連の会計方針は金融庁が決定するため、外部要因となります)

< タイムバンクとブロックチェーンについて >
現在はタイムバンクは中央集権型で運営しているが、今後はブロックチェーンでの運営を検討している。しかし、ブロックチェーンはまだ発展途上と考えていて、全システムをブロックチェーン上で運用する事は考えていない。しばらくは、中央集権型とブロックチェーンのハイブリットになる。

< メタップスが持っている仮想通貨のポジションについて >
PlusCoinのICOを実施した際、流動性を確保するため、イーサリアム10億円以上のポジションを持っている。

< 事業計画について >
トリプルワン(取扱高1兆円・売上1000億円・利益100億円)目標について、変更は無し。仮想通貨関連の会計方針が、大きな影響を与える。

< Trading Studioについて >
社内で試験的に運用しているが、一般ユーザーへの公開は予定されていない。ビットコインは上昇を続けており、保有し続ける、という戦略が最良となっていて、実際的な試験ができていない。価格がヨコヨコになればアルゴリズムが発展すると思われるが、今は提供できるほどの状態ではない。

株式会社メタップス第10回株主総会② に続きます。