増税のタイムバンクへの影響は⁇商品によって異なる点に注意!

増税によるタイムバンクへの影響は?




ついに消費税が増税されましたね。今回の増税はあまりにルールが細かく、ついていけていない方も多いのではないでしょうか?

特に、商品によって税率が変わる「軽減税率」はややこしい事この上ありません。

買い物の暗算がもはや不可能で、「もう全部10%でいいよ!」と言いたくなってしまうほどです。

しかもこの「軽減税率」、通販商品やクーポンを販売するタイムバンクも決して例外ではありません。今回は、「増税」と「軽減税率」によるタイムバンクへの影響を解説します。

増税によるタイムバンクの変化

一言で言ってしまえば、増税によってタイムバンクの商品は値上げされました。

「増税だからあたりまえでしょ」と思うかもしれませんが、実は、商品によって値上げされている場合もあれば、されていない場合もあるのです。

これは商品の種類によって税率を変える「軽減税率」によるもの。

ただ、タイムバンクでの値上げは軽減税率の通りとは限りません。思わぬ商品が値上げされていることがありますので、以前と同じ価格だと思って買ってしまうと、思わぬ出費となることがあります。

そくほう
軽減税率について簡単に解説した後、どのような商品が値上がりしているのかをご紹介していきます。

そもそも軽減税率とは

まだ増税が実施されて間も無く、軽減税率についてよく知らないという方が多いのではないでしょうか。

まずは軽減税率の概要を簡単にご紹介しますね。

軽減税率のポイント
・飲料、食料品、新聞は税率が8%のまま
・それ以外は10%に増税
・2019年10月1日〜2024年9月30日まで(暫定)

特定の商品は税率が8%のまま

軽減税率とは、飲料・食料品・新聞については税率を8%に据え置く、という決まりです。

この制度の狙いは、生活必需品への課税は見送りにし、所得が低い層への負担を減らそうというもの。

いまのところ期限は暫定でしか決まっておらず、このままずっと8%と10%が混在するかもしれませんし、いつか一律10%にするのかもしれません。

少なくとも今後4年間は軽減税率が適用されますので、早いうちに知っておくべき制度です。

複雑な対象品目の線引き

飲料・食料品・新聞といっても、どこまでが対象なのか実際のところは細かく線引きがされています。

そしてこの線引きが難しいんですよね。

調味料は食品に含まれますが、お酒は飲料に含まれず、新聞については定期購読しないと含まれないなど…。

そんなこともあり、タイムバンクでも値上がりした商品が判断しづらい状況となってしまっています。

タイムバンクへの影響

それでは、増税と軽減税率によってタイムバンクがどう影響を受けたかをご紹介します。

物品系は軒並み値上げ

タイムバンクで販売されている物品系の商品は基本的に値上がりしています。

例えば、こちらのヘッドフォン。

増税前は2,750円でしたが、10月1日の増税後からは2,813円に価格が変更されています。

増税前のヘッドフォン
増税前のヘッドフォン
増税後のヘッドフォン
増税後のヘッドフォン

2,750円の商品は増税後に2,801円になる計算で、ほぼ一致していますね。

一方、こちらの枕をご覧ください。

増税前の枕
増税前の枕
増税後の枕
増税後の枕

1,799円の商品は増税後に1,832円になるはずですが、実際には2,049円と大幅に値上げされていますね。

これと同じように、タイムバンクでは増税以上に値上げされている商品が散見されます。どうやら、増税を機に商品の価格も見直したようです

価格の改定自体は問題ありませんが、以前から購入を検討していた商品ある場合、増税以上に値上がりしていないかは事前にチェックしておいたほうが良いでしょう。

そくほう
価格設定はもちろんショップの自由ですが、便乗値上げな印象はありますね笑。

食品の価格は変わらず?

軽減税率によれば、食品系は増税の影響を受けていないはずですがどうでしょうか。

まず、こちらの松屋のプレミアム牛めしは以前のままの価格でした。

松屋のプレミアム牛めし
松屋タイムバンク店は影響なし

一方、食品であるはずのお米はどうでしょうか。

増税前のお米5kg
増税前のお米5kg
増税後のお米5kg
増税後のお米5kg

食品ど真ん中であるお米が100円値上がりしていますね。

また、同じく食品であるはずのマスカットも100円値上がりしています。

増税前のマスカット
増税前のマスカット
増税後のマスカット
増税後のマスカット

このように、食品では値上がりしている商品とそうでない商品が混在しています。

ざっと確認したところ、値上がりしている商品の方が多い印象でした。

食品が値上がりしている理由とは

タイムバンクでは軽減税率の対象である食品も値上がりしていますが、これはなぜでしょうか。

理由としては、配送料の増税が考えられます。

通販の場合、配送料への税率は次のように決まっています。

・送料込みで販売している場合:配送料の税率は8%のまま
・送料別で販売している場合 :配送料の税率は10%になる

タイムバンクでは送料込みで販売しているので、配送料の税率は変わらないと思っていましたが、もしかしたらタイムバンクが一度買い取って販売しているという形になっているのかもしれません。

そうなると配送料を別途支払っていると思われ、増税の対象になってしまった可能性があります。

そして、細かく値上げするより、分かりやすく+100円するという処置にしたのでしょうね。

まとめ

タイムバンクの商品を増税前と増税後で比較した結果、このように変化したことがわかりました。

【増税によるタイムバンクへの影響】

・物品系:全商品が値上げ、さらに一部商品は価格改定あり
・食品系:一部商品値上げ

食品系でも値上がりしているので、以前と同じと思って購入してしまわないように気をつける必要があります。

しかし、重要なのは現在価格で欲しいかどうか。値上がりしたかどうかはタイムバンクを利用する上であまり関係ないかもしれませんが、以前からタイムバンクを利用しているユーザーにとっては気になるところだと思いますので、今回は増税の影響をご紹介いたしました。

本記事がタイムバンクを楽しむ上で少しでも役に立てば幸いです。