タイムバンク市場レポート【2019年2月】

はじめに

タイムバンク証券では、タイムバンク市場の進捗と実績を継続的に観測し、現状分析や問題提起と合わせ、毎月「タイムバンク市場レポート」を作成します。これにより、タイムバンク市場の現状の透明性が高まり、市場参加者の間で共通の認識が図られ、より良いタイムバンク市場の実現につながることを期待するものです。

タイムバンク市場規模と売買代金の推移

市場規模と売買代金のグラフ

タイムバンク市場を観測する主な指標として、「市場規模」と「売買代金」を算出しています。2019年2月におけるタイムバンク市場規模と売買代金の推移を示すグラフを作成しました。

市場規模:全銘柄について【発行秒数×終値】の合計
売買代金:全銘柄について【出来高×終値】の合計(概算値として算出)

下落相場が続いた一ヶ月

2019年2月は全体として下落が続いた一ヶ月でした。

月初めの市場規模は1.93億円でしたが、月末には1.72億円まで減少し、市場規模が約11%減少しました。要因としては、2月初めから上場していた432銘柄の76%にあたる330銘柄が値下がりし、特に1秒100円を超える高額銘柄の多くが値下がりしたことが挙げられます。

また、1月末に行われたイベント「時間主総会」でアイドルグループ関連銘柄を中心に値上がりしており、2月初めは価格が高い状態から始まったことも要因として考えられます。

市場規模プラス寄与銘柄、マイナス寄与銘柄トップ20

2月の市場規模へのプラス寄与度トップ20銘柄、マイナス寄与度トップ20銘柄を算出しました。マイナス寄与銘柄の下落幅はプラス寄与銘柄の数倍に上り、いかに高額銘柄の下落幅が響いたかを物語っています。

なお、寄与度は【上昇(下落)値幅×発行秒数】で計算しており、値動きが大きくても発行秒数が少なければ寄与度は小さくなります。

市場規模マイナス寄与度トップ20銘柄
専門家 2月1日価格(円/秒) 2月28日価格(円/秒) 下落価値(円)
市井 紗耶香 399.6 348.7 -3651566
堀江 貴文 328 241 -2651760
見城 徹 129.7 96.9 -2159880
経沢 香保子 53.9 23.6 -1087770
田端 信太郎 59.8 30 -1050748
あやぷー 20.8 9.1 -837018
箕輪 厚介 129.7 105 -834119
落合 陽一 571 499 -810000
Money 31.4 21.9 -684000
ゆうこす 85.1 65.3 -642312
AIBECK 30.6 17.1 -463050
安岡 あゆみ 75.8 51 -446400
キラフォレ 53 41.5 -397785
横塚 まよ 20.1 15.9 -297234
藤方 彩乃 59.9 49.6 -286958
はあちゅう 29.3 22.7 -237600
山内佑太@深圳 17.8 11.5 -226737
野形 仁美 24.4 18.1 -220122
スタフィオ 20 14.6 -215460
塩谷 舞 299.5 289.2 -185400
市場規模プラス寄与度トップ20銘柄
専門家 2月1日価格(円/秒) 2月28日価格(円/秒) 上昇価値(円)
マドジャス 31.6 69.8 +687600
畑 健二郎 104.2 129.9 +462600
吉田 ももみ  62.3 67.6 +381600
木原 誠太郎 16.5 34.3 +316840
プロZ 29.6 120.9 +288508
コルクラボ 11.8 17.5 +193914
瀬山 まどか 18.5 39.8 +138237
森下 南 7.2 26.6 +128816
塩谷 直義 29.6 36.1 +116675
石橋 伸洋 6.1 7.2 +77825
根田啓史 9.2 13.9 +76140
松原 一樹 4.8 8.4 +64800
水口 奈美 35 36.8 +61614
高倉 絵理 59.6 76 +52644
みほ 4.1 5.4 +46800
アキラサンセッ 6.3 6.9 +43200
しょぼマネー 3.8 5.8 +41100
岩田 真理亜 2.3 4.5 +39600
前田高志 12.4 13.4 +36000
綾木 凛 13.6 15.5 +33630

銘柄数の推移

全銘柄について

2019年2月は433銘柄で始まり、5銘柄が上場して438銘柄となりました。2月は上場ペースが落とされ、およそ6日に1銘柄の上場ペースでした。

銘柄数の推移が次のグラフです。

価格帯別銘柄数

2月末時点での価格帯別銘柄数は次の通り。

2円未満と最安値圏の銘柄が22銘柄に増えた一方、数10円から100円以上の価格を保っている銘柄も多く、上がりやすい銘柄と下がりやすい銘柄で二分化が進んでいます。

特に投票所経由の銘柄は発行秒数が多い事に加え、ニッチな分野の専門家である場合が多く、2円付近まで下落している銘柄が多く見受けられます。

価格帯別銘柄数
価格帯 銘柄数
2円未満 22
2〜2.9円 55
3〜4.9円 76
5〜9.9円 145
10〜19.9円 73
20〜29.9円 23
30〜39.9円 14
40〜49.9円 7
50〜99.9円 11
100円以上 12

新規上場銘柄について

2019年2月の新規上場銘柄

2019年2月は次の5銘柄が新規上場しました。1月は投票所からの選出がほとんどなされず、2月投票所からの上場を果たしたのは「マサヒロK」の1銘柄のみでした。

また、価格が2.0円を割る銘柄が散見されるようになり、最安値設定である2.0円でも事前公募を達成できるとは限らない環境になったことから、経歴やサービス設定によっては最安値設定でも上場できない場合が見受けられました。

【2019年2月の新規上場銘柄】
椿隆之
高倉陵 三拍子
かっつ飯
shuya
マサヒロK

時間発行秒数と販売総額

2019年2月に新規上場した専門家の販売秒数と販売総額は次の通りです。

最安値設定であった「マサヒロK」を除き、発行秒数上限には達しませんでした。発行総額をみると、比較的知名度の高い「椿隆之」と「shuya」が10万円以上を売り上げていて、ファンの数が多いほど時間がより多く発行される環境になっていると思われます。

これは、投機的な時間購入が少なくなり、純粋にファンあるいはサービス利用目的で時間を購入している層の割合が増えていることを示唆しています。

専門家 発行時間(秒) 抽選価格(円/秒) 販売総額(円)
椿隆之 14100 9.2 129720
高倉陵 三拍子 13520 6.3 85176
かっつ飯 4270 6.8 29036
shuya 14280 10.2 145656
マサヒロK 36000 2 72000

取引開始後1週間の値動き

2019年2月に上場した5銘柄について、上場直後7日間の値動きをグラフにまとめました。

最初の7日間で抽選価格を保つことができたのは 10.2円→11.4円 に上昇した「shuya」のみで、それ以外の銘柄は値下がり傾向となり、弱い値動きでした。

ただし、「かっつ飯」は月末には12.8円まで急騰、「高倉陵 三拍子」も初回抽選価格以上となる6.6円に戻すなど、中長期的なパフォーマンスは悪くありません。

投票所からの上場の場合は必ず18,000秒が事前公募で販売され、さらに通常公募でも販売されるために発行秒数が多くなり、価格が安いにも関わらず値上がりしづらい状況です。「マサヒロK」は2.0円に売り注文が多く出ており、値上がりするまでは相当な期間が必要だと考えられます。

一方、安値で大量に購入できる状況であり、サービスの利用を考えているユーザーにとっては良い環境であると思われます。


※椿隆之については2月28日で上場6日目

2019年2月のタイムバンク内イベント

2019年2月のアプリ内イベントは「タイムクエスト」と「時間甲子園」が2~3日おきに計12回開催されました。

上位報酬は1位が20,000円、2位以下が福引チケット(利用するとランダムな銘柄の10秒が付与される)で、10位までが報酬の対象でした。報酬の詳細は下に記載しています。

福引チケット1枚につき70円分の獲得が見込まれるため、1回毎のユーザーへの報酬は約6万円(2万円+福引569枚×70円)に相当します。計12回開催された為、およそ70万円分の報酬がタイムバンク市場に放出されました。

定期イベントスケジュール

【2019年2月のイベントスケジュール】
・2月1日~3日 :タイムクエスト
・2月4日~5日 :時間甲子園
・2月6日~7日 :タイムクエスト
・2月8日~10日 :時間甲子園
・2月11日~12日:タイムクエスト
・2月13日~14日:時間甲子園
・2月15日~17日:タイムクエスト
・2月18日~19日:時間甲子園
・2月20日~21日:タイムクエスト
・2月22日~24日:時間甲子園
・2月25日~26日:タイムクエスト
・2月27日~28日:時間甲子園

イベント報酬

【2019年2月のイベント報酬(1回毎)】
1位:賞金20,000円
2位:福引チケット125枚
3位:福引チケット100枚
4位:福引チケット85枚
5位:福引チケット75枚
6位:福引チケット60枚
7位:福引チケット50枚
8位:福引チケット37枚
9位:福引チケット25枚
10位:福引チケット12枚

定期イベントの効果

定期イベントは2〜3日ごとに開催されましたが、イベントの開催に連動して出来高が増減していて(上図の「市場規模と売買代金のグラフ」参照)、イベントの開催は市場の流動性について効果的に作用していることが確認できます。

市場の流動性は、タイムバンクで取引されている時間が価値あるものであると万人に認めさせる上で最も重要な指標となるため(専門家のサービスに感じる魅力は個人差がある)、その意味でも定期イベントは現在のタイムバンク市場において必須のものとなっています。

一方、同様の条件で開催されるイベントには参加者も慣れが出てしまい、手間まで考慮した損益分岐点が認知されてしまうため、「タイムクエスト」「時間甲子園」の繰り返しには限界が生じています。現在のタイムバンクにおけるトレード層はマネーリテラシーが比較的高いと思われ、結果が予測可能なルールでは効果を継続させることは難しいと考えられます。

タイムバンク市場全般について

2019年2月は高額銘柄の価格調整が進み、市場規模は縮小傾向が続きました。また、売買代金についても、1日につき40万円を下回る日が続き低調です。

各指標から見える現状を総合的に判断すると、現在のタイムバンク市場は下落リスクと流動性リスクが大きい市場であると言えます。

一方、価格帯別に焦点を当てると、下落リスクの根拠として挙げた市場規模縮小は1秒50円以上の高額銘柄が主要因であることから(「市場規模プラス寄与銘柄、マイナス寄与銘柄トップ20」参照)、銘柄の約半数を占める1秒10円以下の銘柄については下落リスクが緩和しつつあると考えられます。

銘柄数が増加し続けることから、今後も資金の分散が継続し、最終的には専門家が提供するサービス価値に秒単価が収束していくであろうと考えられます。

免責事項:
本レポートに掲載する情報は、時間購入判断の参考として情報提供を目的としたものであり、
時間購入その他サービスの勧誘を目的としたものではありません。
時間購入に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でお願いします。
本レポートの情報の内容に関して、内容の正確性および安全性を保証するものではありません。
本レポート情報に基づいて被ったいかなる損害について、提供者は一切の責任を負いません。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です