LINE Payの会員ランクが4つに分かれ、複雑なルールに混乱している人も多いのではないでしょうか。
ですが、もしそれほどLINE Payを利用しないならランクは気にしなくて大丈夫。無条件でなれるレギュラーランクでもクーポンや還元率は十分で、むしろランクアップを目指して頑張るより効率が良いほどなのです。
複雑なルールは使いながらゆっくり覚えれば大丈夫ですよ。
今回は、LINE Payでレギュラーランクでも十分な理由と、レギュラーランクを有効活用する方法を解説していきます。
目次
レギュラーランクで十分な理由
まず、レギュラーランクでも十分な理由はこちらの3点です。
- ・レギュラーでも月1枚の特典クーポンがもらえる
- ・還元率1%でも十分高い
- ・ランクアップは割に合わない
それぞれ詳しく解説していきますね。
理由① 月1枚の特典クーポンがもらえる
特典クーポンの獲得枚数はランクによって以下のように決まっています。
シルバーランク :3枚
ゴールドランク :6枚
プラチナランク :10枚
クーポンは「100円OFF」と「5%OFF」の2種類。特に「5%OFF」クーポンは買い物額に上限無しなのが大きな魅力です。
通常、この手のクーポンは”上限5,000円”などの制限がありがち。
一方、LINEの特典クーポンは数十万円の買い物にも適用できますので、家電量販店で家電の買い替えなどに使えば、数千円〜数万円の節約にすることも可能です。
5%OFFクーポンは1枚で十分
枚数が多ければ多いほど得ではあるのですが、5%OFFクーポンで得できるほどの買い物は、月に何度も行うものではありません。
使えるお店も家電量販店に限られますので、ランクを上げてもらえるクーポンの枚数が増えても、基本的に100円OFFクーポンで消化することになります。
プラチナでクーポン10枚を獲得してもほとんどを100円OFFクーポンで消化せざるを得なくなり、結局、レギュラーランクの場合と比べて数百円しか節約できない、ということになります。
せっかく多くの買い物をしてプラチナを維持してもこれではもったいないですね。
無理にランクアップを目指さず、レギュラーランクで月に1回、5%OFFクーポン1枚を使うのが実は効率が良いんですよ。
理由② 1%の還元率でも十分高い
レギュラーランクのデメリットとして挙げられるのが還元率の低さです。
還元率はランクによって次のように決まっています。
シルバーランク :1.5%
ゴールドランク :2.0%
プラチナランク :3.0%
レギュラーランクはプラチナの3分の1の還元率ですね。
ですが、金額換算すると大した問題ではないのです。
仮に1万円の買い物をした場合、レギュラーランクの場合は100ポイント獲得であるのに対し、プラチナランクでは300ポイント。
LINE Payを使った一ヵ月の買い物額がこれくらいだとすると、果たして200ポイントのために高ランクを維持する理由があるでしょうか。
たまにLINE Payを使うライトユーザーならそれほど還元率にこだわる必要はなく、1ヵ月~数か月に一度、上記の5%OFFクーポンで大きく得をすれば良いと思います。
さらに言えば、LINEのクレジットカード「Visa LINE Payカード」ならランクに関わらず3%還元を受けられます。ランクによる還元率の違いはスマホ決済(LINE Pay)の場合だけなんですよ。
理由③ ランクアップは割に合わない
レギュラーからランクアップするには、過去6ヵ月で次のポイントを獲得している必要があります。
シルバーランク :100ポイント
ゴールドランク :600ポイント
プラチナランク :5,000ポイント
シルバーランクは容易に達成できますが、それ以上となると、そこそこ意識してLINE Pay(スマホ決済)またはVisa LINE Payカード(クレジットカード決済)を利用する必要が出てきます。
特にプラチナランクは還元率3.0%としても毎月3万円ほどの決済が必要で、集中してLINE Payを利用しているならともかく、たまにしか利用しないライトユーザーにとっては目指す価値は薄いランクです。
ランクアップしても決済額が低ければ還元額は小さいので、頑張ってランクアップするのは割に合わないと言えるでしょう。
ランクアップを目指すべき人は?
どの”経済圏”も活用していない人
世の中には「楽天経済圏」「ドコモ経済圏」「リクルート経済圏」などがあります。
経済圏の中ではポイントが共通化されており、あるお店でもらったポイントを他のお店で利用できるなど、お金を使う経済圏を絞って生活することで効率よくポイント獲得&使用することが可能です。
楽天経済圏なら楽天ポイント、ドコモ経済圏ならdポイントがそれに当たります。
もしあなたがどの経済圏も活用していないなら、LINEポイントを集めて「LINE経済圏」で生活するのもアリ。
その場合、LINE PayやVisa LINE Payカードでの支払いを基本として「プラチナ」ランクを目指すのが良いでしょう。
家電量販店で多く買い物をする人
LINEの特別クーポンには家電量販店で5%OFFとなるものが多くあり、家電量販店でよく買い物をするなら特別クーポンのメリットをフル活用できますよ。
- ・エディオン
- ・ケーズデンキ
- ・Joshin
- ・ビックカメラ
- ・ヤマダ電機
これらのお店でよく買い物をする場合は特別クーポンのメリットを最大限に活かすことができ、より多くのクーポンが獲得できるゴールドランク以上を目指すべきだと思います。
ゴールドランクなら、ランクによる2%還元に加え、クーポンで5%OFF、さらにお店のポイントカードのポイントが付与されることになり非常にお得です。
例えば、ビックカメラの場合は8%のポイントが付きますので、2+5+8=15ポイントもの還元を受けられます。
3枚もらえるシルバーランクでも良いですが、家電量販店で買い物をすればそこそこの利用額になると思いますので、還元率が上がるゴールドランク以上を目指すのがオススメです。
LINE Payのランクアップ方法
LINE Payでランクアップをするために必要なポイントは上で説明した通りですが、具体的にはどれくらいの支払いを行えばランクアップできるのでしょうか。
結論から言うと、クレジットカードである「Visa LINE Payカード」で支払うのが正解です。
まずはポイントを獲得するための2つの決済方法を見てください。
- ・Visa LINE Payカード:3.0%(2021年4月末まで)
- ・LINE Pay:1.0〜3.0%(ランクによる)
Visa LINE Payカードを使えば必ず3.0%還元なのに対し、スマホ決済であるLINE Payはランクに応じて1〜3%という還元率です。
プラチナランクならどちらで払っても3.0%ですが、それ未満のランクだとスマホ決済で払うと損ということになり、できるだけVisa LINE Payカードを利用するのが正解となります。
ただし、特典クーポンを利用できるのはスマホ決済(LINE Pay)のみですので、Visa LINE Payカードでランクを上げた上で、スマホ決済で特典クーポンを活用していくのが良いでしょう。
まとめ
LINE Payの4つのステージのうち、ライトユーザーにはレギュラーランクで十分な理由を解説しました。
特典クーポンが多ければ多いほど、また還元率が高ければ高いほどお得なのは確かですが、それを活用し切るには支払いをLINE Payに集中させる必要があるため、それほどLINE Payを利用しない人はランクを意識する必要がありません。
ぜひ本記事を参考にレギュラーランクを有効活用してください。