ギグワークスは営業支援や機器導入、技術者派遣まで行うIT企業で、株主優待銘柄として注目されています。
自由な働き方を追求しているギグワークスは、女性活躍推進企業として「なでしこ銘柄」に4年連続選定、健康経営優良法人2020(大規模法人部門)4年連続認定などの賞を受賞しています。
ギグワークスが派遣・受託を行う業種としては「店頭販売員派遣」「IT技術者派遣」「コールセンター受託」「レンタルオフィス」があり、いずれも堅調。
株主優待と配当を合わせた総合利回りは3.7%と個人投資家にとって注目すべき銘柄です。
ギグワークスの投資ポイント
まずはギグワークスに投資する上で重要となる3つのポイントをまとめました。
- ・2015年から業績が加速し、5年で約2倍の売上高まで成長
- ・自社内で時短勤務やテレワークなどを推進し、「働き方改革」最前線企業として注目を集める
- ・5G通信設備設置のアウトソーシングを手掛ける5G関連銘柄である
ギグワークスの成長は著しく、2015年からの5年間で売上高2倍、営業利益3.5倍を達成。
2017年から1株5円で配当を開始し、以来増配を続けて2020年度は1株18円の配当が予定されています。
ギグワークスの中心である派遣業務は自前の設備を持つ必要がないため利益率が高く、自己資本利益率(ROE)は一般的な基準である10%を大きく超え、14.9%となっています。
5G通信設備設置の技術者を派遣する業務を手がけていることから5G関連銘柄としても注目。これから設置作業が本格化することで業績寄与が期待できます。
ギグワークスの株価チャート
例に漏れずコロナショックの影響を大きく受けています。1,800円あった株価が800円割れと、たった一ヶ月ほどで半値の株価になってしまいました。
3月3日に発表された第1四半期決算が不振であったことから、コロナショック下落後も戻りが悪いという状況です。
ギグワークスの業績
新興企業ですので売上・利益成長が年々伸びています。
5G向けネットワーク設定・設置やIoT関連の技術者派遣が堅調ですが、2020年10月期第1四半期は営業利益-26%と大幅悪化。
悪化の原因としては先行投資として積極的な人員採用を行ったことです。
さらなる拡大に向けて先手を打った形ですが、コロナショックにより派遣需要が縮小すれば、先行投資が空振りになりかねないリスクを抱えました。
ギグワークスの株主優待
ギグワークスは年2回の株主優待がある珍しい銘柄です。
約7万5千円で買える銘柄ですが、優待は1,000円分の価値で、年間配当利回りとしては2.6%。配当(100株で1,800円)と合わせた総合利回りは5.1%と良い利回りです。
- ・100株以上の保有で以下3種類から1つを選択
- ・①子供商品券1,000円分
- ・②ビットコイン1,000円分相当
- ・③公益財団法人SBS鎌田財団へ1,000円寄付
ビットコインを扱える人ならビットコイン1,000円分が現金に近く、一択ですね。
子供商品券はおもちゃやベビー服などとの交換に使えます。イオンやダイエー、トイザらスなど、多くの店舗で利用することができますよ。
利用可能な店舗はこちらをご覧ください。