日本製鉄の株価と配当は今後どうなる?株価4,200円、配当170円以上を予想する根拠




日本製鉄の株価は3,000円を突破して好調です。

配当利回りは約4.5%を超えており、株価上昇と配当の両面で狙える銘柄となっています。

しかし、株価と配当は今後どうなるでしょうか。

業績好調が一時的なら、今が株価と配当が最高潮となり、今買った人は損失を被る可能性があります。

そのため、将来の見通しを確認してから買うのがベストです。

本記事では、大手証券の業績予想をもとに、2025年までの株価と配当を予想しました。

本記事の概要
  • 2024年は株価3,100円、配当140円を予想
  • 2025年は株価3,500円、配当150円を予想
  • 2026年は株価4,200円、配当170円を予想
  • 利益率回復により業績は堅調が続く見通し

2026年までの業績予想

業績予想の詳細

今後の株価と配当を予想する上で、今後の業績予想を見ておきましょう。

以下が2026年3月期までの業績予想です。

決算期売上事業利益純利益
2023/3(実)7兆9,760億円9,165億円6,940億円
2024/38兆8,800億円6,630億円4,000億円
2025/38兆6,960億円7,330億円4,390億円
2026/38兆6,950億円7,980億円5,170億円

業績予想はJPモルガンのレポートから引用しました。

2024年は利益縮小

業績は一旦落ち込む見通しです。

2023年3月期は純利益6,940億円に達しましたが、2024年3月期は4,000億円に減少します。

理由は、高騰した鉄鋼市況が落ち着くと予想されるためです。

ただし、コロナ前の純利益は2,500億円だったので、4,000億円の純利益は依然として高水準です。

2025年3月期には利益率が上がり、4,390億円への増益が予想されています。

高水準で業績安定の見込み

今後、日本製鉄の業績は安定すると見られています。

これまでは利益が不安定で、将来の株価予想が立てにくいことから、株価が安い一因となっていました。

2007年以降の業績推移。これまでは利益が不安定だったが、今後は安定する見通し。

しかし、コロナ禍を経て経営体質が筋肉質になり、安定した利益が出せるようになりました。

特に、2025年までに1,500億円の固定費削減が断行されるのは投資家目線で好材料です。

今後は業績安定とともに株価が再評価されることが期待できます。

今後の株価予想

1株利益の予想

2026年までの業績予想から株価を算出します。

まず、2026年3月期までの1株利益予想をまとめました。

決算期1株利益
2023/3(実)754円
2024/3414円
2025/3476円
2026/3562円

過去のPER推移

次に、予想株価を【1株利益×PER】で算出するため、妥当なPERを設定します。

以下のグラフはコロナ前の予想PER推移です。

コロナ前のPER推移。およそ7~8倍で推移していた。

当時の予想PERは7~8倍で推移していました。

ここでは、間を取って7.5倍のPERで予想株価を計算します。

管理人

日本製鉄は景気敏感株のため、PERは一般的な目安である15倍よりもかなり低くなります。

1株利益×7.5倍で株価算出

1株利益の予想に対してPER7.5倍をかけた結果が次の表です。

決算期1株利益予想株価
(1株利益×PER7.5倍)
2023/3(実)754円5,655円
2024/3414円3,105円
2025/3476円3,570円
2026/3562円4,215円

2023年の業績ベースでは株価5,000円超えが妥当となりました。

ただし、2023年の好業績は持続性がありません。

そのため、投資判断には2024年以降の予想株価を使うべきでしょう。

株価4,200円以上が妥当

2025年3月期の業績ベースでは3,570円が予想株価です。

つまり、長期的には株価3,500円以上が目指せると予想できます。

2026年にさらに業績拡大が実現すれば、株価4,200円以上も妥当になってきます。

それに対し、本記事執筆時点(2023年8月25日)の株価は3,351円なので、30%近い株価上昇が期待できそうです。

今後の配当予想

2026年までの配当予想

日本製鉄は配当性向30%を設定しています。

なので、基本的に1株利益の30%が配当となります。

以下、2025年までの配当予想を表にしました。

決算期1株利益
2023/3(実)180円(実)
2024/3140円
2025/3150円
2026/3170円

2023年3月期は180円の配当が実施されました。

2024年3月期は会社発表で140円の配当予想となっています。

それ以降は、1株利益の30%が配当になるとして、2025年3月期は150円、2026年3月期は170円になると予想されます。

2026年までの配当利回り

株価3,000円で買った場合の利回りを計算してみましょう。

2024年3月期は【140円(配当)÷3,000円(株価)】で4.7%となります。

次年度の2025年3月期は少し上がり、5.0%の利回りとなります。

2026年3月期には5.7%にまで上昇する見通しです。

東証プライムの平均配当利回りが2%ちょっとなので、平均の2倍以上の利回りが確保できる計算です。

まとめ

日本製鉄の今後の株価と配当について考察しました。

2024年3月期に一定の業績縮小はあるものの、その後は堅調に推移すると予想されます。

そのため、株価は今後も好調に推移しそうです。

配当についても、一定の減額はあってもコロナ前と比べれば高い水準が続くでしょう。

総じて、日本製鉄に対しては強気で投資して良いと考えています。