「いちごオフィスリート投資法人(=いちごオフィス)」は中規模オフィスに特化したリート(不動産投資信託)を扱う投資会社です。
この銘柄に投資するということは中規模オフィスに対して不動産投資を行うという事。いちごオフィスの利益は賃貸収入がメインですが、空室率0.6%と高い稼働率を維持することに成功しています。
目次
いちごオフィスリート投資法人 投資証券への投資ポイント
まずはいちごオフィスリートへ投資する3つのポイントをまとめました。
- ・直近の決算(2019年10月期第1四半期)では当初予想より上振れて着地
- ・新型肺炎の影響でオフィス契約見直しの動き
- ・株価は純資産倍率(PBR)1倍の水準まで下落
2020年1月に発表された決算(決算短信)では減益ではあったものの当初予想より上振れた結果でした。
それによって株価は上昇トレンドを維持していたのですが、新型肺炎による業績悪化の懸念から、一時は5万5千円を割れるほどまでに急落。
いちごオフィスリートの収益源はオフィス賃料ですが、新型肺炎により多くの企業の業績が悪化するため、賃料削減を目的にオフィス契約見直しの動きが出てくると予想されています。
今後は賃料低下や空室率増加による収益悪化が懸念されます。
一方、いちごオフィスリートの1株あたりの純資産は67,848円あり、これを下回る株価は割安であると言えるでしょう。
いちごオフィスリート投資法人 投資証券の株価チャート
いちごオフィスリートは2017年から右肩上がりの成長を見せていましたが、直近の下落で6年前の株価水準になってしまいました。
他銘柄に比べて戻りが悪く、買いは慎重になった方が良さそうです。
いちごオフィスリート投資法人 投資証券の業績
年ごとに売上高の上下はあるものの、しっかり利益を出しており、そのほとんどを配当として株主に還元しています。
新型肺炎の影響がどこまで出るか不透明ですが、リモートワークが拡大しているとはいえすぐに会社が引っ越すとは考えにくく、業績に響いてくるのは当面先なのではないでしょうか。
いちごオフィスリート投資法人 投資証券の株主優待
いちごオフィスリート投資法人のスポンサーである いちご株式会社はJリーグのスポンサーとなっており、株主優待はJリーグ観戦チケットが抽選で当たるという内容です。
1株以上といっても1株6万8千円ほどですのでそれなりの金額です。
抽選に応募した株主に対して、年間4,000枚のチケットが抽選で配布されます。