Let(レット)は「タイムバンク」から名称変更したアプリです。機能面やアカウントはタイムバンクから変更なく、同じように利用できます。
はじめまして、通販アプリ「Let(レット)」の専門家をしているタイムバンク速報といいます。
Let(レット)がリリースされて約3年になりますが、ついに個人でも物が出品できるようになりました。
機能的にはフリマアプリ「メルカリ」とほぼ同じ。写真を撮り、金額、商品名、説明を入力して出品、という流れです。
しかし、「そもそもレットって何?」「使ったことがないからよく分からない」という方がほとんどだと思います。
本記事ではそんな方々のために、レットについての説明から、タイムバンクで出品する具体的な手順、売上げの入金などについて徹底解説していきます。
目次
【出品前に予習】そもそもLet(レット)って何?
初めての方向けに、まずはレットについて説明します。
基本的な説明なので、すでに知っている方は読み飛ばしてもらって大丈夫ですよ。
簡単に言うと「通販アプリ×フリマアプリ」
レットは誕生して3年のサービスですが、リリース当初は「個人の時間」を売買するという革新的なサービスでした。
時間売買にちなんで、当初のアプリ名称は「タイムバンク」でした。
しかし、思うように広まらず、2019年から通販・フリマアプリに方針転換し、名称も変更したという経緯があります。
今は完全に通販・フリマサービスに特化していますので、レット=通販・フリマアプリ として理解してもらって問題ありません。
- ・なんでも売っている通販サービス
- ・余った在庫が格安で販売されている
- ・販売はこれまで事業者だけだったが、個人でも販売できるようになった
レットの詳しい経緯についてはこちらの記事をご覧ください。
上場している企業が開発
レットは株式上場している「メタップス」という企業が開発したサービスです。
会社名を聞いたことがある人は少ないと思いますが、ファミリーマートの決済システムを手がけたり、みずほ銀行と提携して決済サービスを開発したりして、目立たないところで活躍しています。
テレビCMも放送
2019年中頃にはテレビCMも放送されて話題になりました。
「しつこくてウザい」と評判(?)だったので、あなたも覚えているかも知れません。
CMでは飲食店やホテルが「半額」で利用できることをPRしていましたが、現在は通販以外は廃止されてしまっています。
https://www.youtube.com/watch?v=I3aFMdfLiGw
タイムバンクで出品する方法
前置きが長くなってしまいましたが、本題であるレットで出品する方法について解説していきます。
出品への入り方
まずは出品機能への入り方です。
マイページに「出品管理」というメニューがありますので、そこから新規出品を行うことができます。
この画面は出品中の商品管理に使いますので覚えておいてください。
また、トップページ右下にある「+出品」のマークを押すことでも新規出品に入ることができますよ。
出品の手順を詳しく解説
出品手順は他のフリマアプリとほぼ同じで、使ったことがある人なら迷いなく出品できるでしょう。
まずは出品でやるべきことをまとめました。
- ①商品名
- ②商品説明
- ③商品画像
- ④価格
- ⑤在庫数
- ⑥状態
- ⑦カテゴリ(メイン+サブ)
- ⑧送料(無料or有料の場合は金額)
- ⑨発送までの日数
それでは、①〜⑨について詳しく解説していきます。
レット独特なところもあるので出品の際には注意してください。
①商品名を入れる
商品名には名称だけでなくPRポイント(送料無料など)も載せるパターンがレットには多いです。
私はAppleの「AirPods」を出品しましたが、安物の模倣品が多いので、先頭に【Apple純正】と入れてみました。
タイトルに制限は無いので自由に工夫してみましょう。
②商品説明を入れる
レットには正体不明の出品が多いので、正規品であれば型式などを詳しく記載するのが大事です。
必須の記載事項はありませんので自由に入力しましょう。
③商品画像をアップロード
商品画像は5枚までアップロード可能です。
④価格を決める
送料は込みor別を下の項目で選べます。
レットでは送料無料が上位に表示されるので、無料にしておいた方が良いと思います。
⑤在庫数を入れる
他のフリマアプリにはない「在庫数」の項目があります。
個人での出品なら基本1個になると思いますが、それで問題ありません。
⑥状態を入れる
レットには新品が多いですが中古品でも出品できます。
⑦カテゴリを入れる
レットは以下のようにメインカテゴリが分かれています。
- ・暮らし (家具、インテリア、雑貨など)
- ・遊び (ボウリング、ゴルフ、旅行用品など)
- ・アパレル (衣類、時計など)
- ・家電 (テレビ、オーディオ、カメラなど)
- ・美容品 (化粧品、香水、健康食品など)
- ・日用品 (台所用品、掃除用具、ギフト券など)
- ・食品 (お菓子、お酒、その他食品全般)
メインカテゴリの下にサブカテゴリがありますので、出品する商品に合ったカテゴリを選びましょう。
⑧送料を決める
送料無料か有料かを決め、有料の場合は送料を入力します。
送料は決めうちなので分ける意味がないように見えますが、送料には手数料(商品代金の10%)がかからないため、手数料を高くすればするほど実入りとしては高くなります。
一方、購入者から見れば送料が高いと買わない理由になりますので、難しいところですね。
また、配送できない地域を選ぶことも可能。送料が高くなりそうな地域は除いておくのが無難です。
⑨発送までの日数を決める
1〜3日後、3〜5日後、1週間程度から選びます。
以上で入力は完了です。
あとは「出品する」をタップすれば出品され、レットの商品一覧に掲載されます。
レットで出品した後
出品作業おつかれさまでした。
それでは次に、出品した後にできること、やるべきことを書いていきます。
商品内容を編集する(編集できるのはごく一部)
商品内容が間違っていた、在庫が増えたなどの場合は編集画面から編集しましょう。
マイページの「出品管理」から出品した商品を編集できます。
ここで一つ要注意です。
全ての内容について編集できるわけではなく、「商品名・商品説明・価格・カテゴリ」は変更できません。
間違えた場合は出品し直しになってしまいます。
メルカリなどでは柔軟に変更できるので若干使い勝手が悪いですね。
商品を削除する
商品販売をやめたい場合、管理画面の「削除する」ボタンを使ってください。
商品が売れた場合
売れた商品はマイページの「注文管理」に入ります。
ここは私もまだ使ったことがありませんが、おそらく「未配送」に売れた商品と送付先が表示されるのでしょう。
実際にやってみたら詳細を追記します。
売上金はどこに入る?
売上金はマイページの「売上管理」に入ります。
売上金は「出金」から銀行口座へ出金できますが、レット内で商品購入に使うことも可能です。
出金する場合は次の手数料がかかります。
- ・8万円以下:880円
- ・8万円以上:出金額の1.1%
8万円未満で出金すると割高です。
8万円以上貯めれから出金すれば手数料を節約できます。
売上金を出金する方法
出金するにはまず銀行口座の登録が必要です。
マイメニューの「口座登録」から、銀行名・口座種別・支店コード・口座番号・名義を入力してください。
口座登録が済んだら、マイメニューの「出金」⇒「出金履歴」と進み、出金金額を入力して「出金申請」をタップします。
これで申請が通れば登録した銀行口座に売上金が振り込まれます。
出品者が負担する手数料・費用
出品手数料10%
販売した商品代金の10%が手数料として差し引かれます。
1,000円の商品を販売した場合、売上として入金されるのは900円ということです。
メルカリも手数料10%ですので同じ条件ですが、同じ条件ではユーザーは流れてこないので、しばらくは手数料無料が続くでしょう。
出金手数料1.1%
レットから売上金を出金するには、8万円以下の場合880円、8万円以上の場合は1.1%が差し引かれます。
少額で出金すると手数料が高くなりますので、手数料を節約するために8万円以上貯まってから出金すると良いでしょう。
(送料無料の場合)配送料
当然ですが、商品を送るための送料がかかります。
メルカリのような宛名書き不要・匿名配送サービスなどはありませんので若干手間がかかります。
開催中の出品キャンペーンまとめ
【6月末まで】手数料無料キャンペーン
通常10%かかる販売手数料が6月末まで無料となります。
メルカリより有利に販売することができますね。
ただし、販売時には手数料10%が差し引かれ、後日同額が残高に付与される仕組みです。
【6月1日まで】販売額上位に合計30万ポイントプレゼント
5月26日から6月1日18:00の期間で、販売額が多い上位10名にポイントがプレゼントされます。
- 1位:100,000ポイント
- 2位:70,000ポイント
- 3位:50,000ポイント
- 4位:30,000ポイント
- 5位:20,000ポイント
- 6位:10,000ポイント
- 7位:8,000ポイント
- 8位:6,000ポイント
- 9位:4,000ポイント
- 10位:2,000ポイント
対象はおそらく個人として出品しているユーザーだけ。
競合はまだ少ないので数万円販売できればチャンスはありそうです。
メルカリと比較したレットのメリット・デメリット
フリマアプリとして一番人気のある「メルカリ」と、レットの出品機能を比較しました。
メリット①:手数料が安い
通常の手数料はメルカリもレットも10%ですが、6月末までは手数料無料キャンペーンでレットが断然有利です。
ユーザー拡大のためにそれ以降も手数料を優遇するキャンペーンを行うと予想しています。
メリット②:数万円単位が還元されるキャンペーンが行われる
レットはユーザー数としてはまだまだですので、認知度向上のためにインパクトのあるキャンペーンを開催してきます。
これまでも「1億円キャッシュバックキャンペーン」や「2億円キャッシュバックキャンペーン」などが行われた実績があり、今後も大きなキャンペーンが行われる可能性が高いです。
これらのキャンペーンは商品価格の50%が還元されるなどで大きな話題になりました。
上記のキャンペーンは購入者のみ対象でしたが、フリマサービスを開始したことで、今後は出品者が対象のキャンペーンも期待できます。
メルカリはユーザーが多い分、一人一人への還元額が小さくなっていますので、キャンペーンの魅力としてはレットが上です。
メリット③:事業者と同じプラットフォームで販売できる
レットはもともと通販アプリですので事業者が大多数です。
新品目的のユーザーが安い中古品を買う可能性は十分あります。
また、フリマアプリとしてはスタートを切ったばかりで個人出品者の競合が少ないのもメリットです。
デメリット①:購入者が少ない
ここからはデメリットを書いていきます。
最大のデメリットはメルカリと比べて購入者が少ないことです。
メルカリが2,200万人を突破したのに対し、レットは10分の1以下である150万人。
ユーザーが少ないということは売れる可能性も小さいということになり、ユーザー数はフリマアプリとしての魅力に直結します。
デメリット②:事業者と同じプラットフォーム
メリットでも同じことを書きましたが、そのままデメリットにもなります。
レットは通販がメインですが、通販目当てのユーザーは基本的に新品を購入するつもりでアプリを開いています。
一方、個人で出品する物は中古品。購入者の希望とミスマッチとなり、うまく売れない可能性があります。
また、トップページには事業者の綺麗な画像の商品が並ぶと思われますので、個人の出品物が登場する余地があるのか疑問です。
デメリット③:配送サービスが利用できない
物が売れた時に面倒なのは発送ですが、メルカリには宛名書きが不要な「らくらくメルカリ便」や、コンビニの専用ポストで発送できるサービスがあります。
一方のレットにはそういった配送サービスは一切ありません。
箱や梱包材を自分で用意しなければいけないので、メルカリで販売するより手間がかかるのがデメリットです。
また、匿名配送ができないため、送付先に自分の住所が知れてしまいます。