アウトレットアプリ「Let」(旧タイムバンク)は怪しい?そんな評判に専門家がお答えします




2020年8月にタイムバンクは「Let」(レット)に名称変更されました。本記事の記載も全て「Let」に変更していますが、名称変更によるアプリ機能に変更はありません。

テレビCMやセールの効果でユーザー数が急増しているLet(レット)。

2020年7月には200万人を突破しましたが、目標である1000万ユーザーに向けて積極的にお得なキャンペーンを開催しています。

一方、SNSでは「レットって怪しい」「なんかうさんくさい」という声を目にすることが増えました。

確かに、見ず知らずのアプリが99%OFFのセールなどやっていたら怪しいですよね。ですが、レットの安さにはきちんと理由があり、背景まで知ることで納得してアプリを使ってもらうことができますよ。

そこで今回は、タイムバンクへの疑いを晴らすべく、レットの専門家がレットの歴史からビジネスモデルまで解説いたします。

レットに対する「怪しい」「うさんくさい」というイメージを少しでも払拭できれば幸いです。

管理人

当ブログ管理人は2017年からレットを使い続けている経験を活かし、アプリの始め方から活用方法まで徹底紹介しています。

レットを利用するときはぜひ本ブログを参考にしてくださいね。

 

レット(旧タイムバンク)はなぜ怪しい?

レットが怪しく見える原因

そもそも、レットはなぜ怪しく見えてしまうのでしょうか?

その原因としては、次のことが挙げられるでしょう。

  • ・初めて聞くアプリで、周りに使っている人もいない
  • ・99%OFFなどの割引セールには裏がありそう
  • ・本当に販売しているのか分からない

客観的に見ると、確かに怪しく映るのも無理はありませんね。

私はレットのリリース当初から触れているので信頼していますが、事前情報無しでレットを見たら、まず疑ってかかるかもしれません。

そくほう
テレビCMが放送されたことで一定の信頼を置いてもらえるようになりましたが、まだまだ半信半疑の方も多いようです。

実際のSNSの声

SNSをのぞいて見ると、やはりレットに対する疑いの声が多く見られます。

レットへの名称変更後の口コミがまだ少ないので、タイムバンク時代の評判を集めいてます。

https://twitter.com/mojaon/status/1116673419737649153
https://twitter.com/skwwwwww/status/1111984310993600512
https://twitter.com/ruuusan3/status/1112038049485979650

レットを友人に紹介して怪しまれる、というのは私も経験があり、本当にお得なアプリなのに分かってもらえないというのはもどかしいですね。

多少の疑問の声が出るのは仕方ありませんが、今回はそんな疑いを少しでも解消しましょう。

もし他の人に怪しまれたら、ぜひ本記事で得た知識を活用してくださいね。

レットを生み出した「株式会社メタップス」

レットは「株式会社メタップス」の事業として誕生

株式会社メタップス」という会社を知っている方は少ないかもしれませんが、東証マザーズに上場している企業で、投資家などには有名な会社です。

有名なアプリ「TikTok」が日本に上陸する際、TikTokのPR事業を展開したり、みずほ銀行と共にキャッシュレスアプリ「Pring」を世に送り出すなど、消費者からは目立たないところで活躍している会社です。

銀行は取引会社を徹底的に調査し、さまざまな角度から問題ないことを確認しますので、銀行と取引があるというのは信頼の証ですよ。

また、メタップスは多くのグループ会社を擁していて、国内に16社、海外に8社を展開しています。

https://metaps.com/ja/company/

レットは、そんな有力ベンチャー企業であるメタップスから誕生しました。

ただし、リリース当初は「タイムバンク」という名前でした。

経営者は著名な佐藤航陽さん

レットの生みの親「株式会社メタップス」ですが、経営者は「お金2.0」の著者としても有名な佐藤航陽さんです。

佐藤航陽(さとう かつあき)
早稲田大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2011年にアプリ収益化プラットフォーム「Metaps」を開始、世界8拠点に事業を拡大。2013年より決済サービス「SPIKE」の立ち上げ。2015年に東証マザーズに上場。現在は時間取引所「タイムバンク」の立ち上げに従事。フォーブス「日本を救う起業家ベスト10」、AERA「日本を突破する100人」、30歳未満のアジアを代表する30人「Under 30 Asia」などに選出。2017年に宇宙開発を目的とした株式会社スペースデータを設立。
http://katsuaki.co/?page_id=2

佐藤航陽さんは起業家として多くの実績があり、近年注目を集めている経営者。

事業の信頼性は経営者の信頼性でもあり、その点において申し分ありません。

メタップスは韓国でクーポン事業も展開

「株式会社メタップス」は多くのグループ会社を擁していて、韓国を中心としたクーポン事業も手がけています。

しかもその領域において韓国最大級の企業を傘下に収めていて、メタップスは韓国で大きな存在感を発揮しています。

また、過去の話ではありますが、日本でも共同購入型クーポンサイト「tokupo」という事業を運営していました。当時は21万人規模の会員が登録していて、2013年にはテレビ東京グループに事業を売却しています。

これらのノウハウが、現在のレットの格安セールやクーポン販売につながっているのでしょうね。

現在は資本関係を解消

「株式会社メタップス」のもとで開発され、子会社として法人化したタイムバンク(現レット)ですが、アプリリリースから約1年後の2018年10月末に資本関係が解消され、単体の会社となりました。

[blogcard url=”https://www.metaps.com/press/ja/501-metaps-timebank-181030″]

株式会社レットの代表は変わらず佐藤航陽さんです。

そくほう
資本関係を解消する上で、佐藤航陽さん自身が1億7500万円を支払って全株式を取得しています。個人がこれだけの支出をすることは想像を絶しますが、それだけのリスクを背負う覚悟を感じますね。



レットの歴史

次に、レットのこれまでの経緯についてご紹介します。

【2017年9月】タイムバンクアプリをリリース

現在のレットであるタイムバンクアプリは2017年9月にリリースされ、個人の時間を売買できる「時間の取引所」として注目を集めました。

[blogcard url=”https://www.metaps.com/press/ja/382-iphone”]

当初のコンセプトは

  • ・時間を買う:専門家の時間を購入できる。
  • ・時間を使う:時間を使ってサービスを利用することができる。
  • ・時間を売る:買った時間を欲しい人に売ることができる。
  • ・時間を持つ:時間を保有して専門家を応援することができる。

というもの。

時間を売買するという新しい概念を打ち出し、主に個人投資家を中心に活発に売買が行われました。

リリース当初は値上がりが続き、人によっては100万円以上の利益になったとも聞きます。今でも、当時の「タイムバンクは儲かる」という記事が検索すると出てくるので、これがまたタイムバンクが怪しく見える原因かもしれませんね。

この当時はまだクーポンやセールはなく、時間の売買に特化したアプリでした。

【2017年12月】誰でも専門家になることが可能に

当初は運営が認めた著名人しか時間を販売できませんでしたが、リリースから3ヶ月後、「投票所」という機能が追加され、誰でも専門家として時間を販売できるようになりました

当初は著名人のみの閉じられたアプリでしたが、これが一般消費者に門戸を開く最初の一歩となります。

[blogcard url=”https://blog.timebank.jp/?p=762″]

【2018年5月】エンタメ事業に参入

2018年中頃になると、タイムバンクはエンタメ事業に参入します。

誰もが知るエイベックスと合弁会社を設立し、AKBなどで有名な秋元康さんプロデュースの「劇団4ドル50セント」がタイムバンクで時間を販売しました。

アイドルの時間を買うと、買った時間分だけ会うことができたり、自分だけのために歌ってもらうことができたんですよ。

【劇団4ドル50セント×タイムバンク】のキャンペーンは都内の地下鉄を中心に広告を出していましたので、見かけた方もいるのではないでしょうか。

[blogcard url=”https://www.metaps.com/press/ja/465-mee-4-50-timebank”]

【2019年3月】クーポンとセールを開始

2019年3月になると、お店の割引チケットが販売され始め、そして今、世間を賑わせている「タイムバンクセール」が始まります。

それまでは「時間の売買」というとっつきにくい概念で、ユーザーの拡大に苦しんでいるようでした。

そこで、分かりやすい「割引クーポン」と「タイムセール」を前面に打ち出し、一気にユーザー数を拡大した、というのが現在の状況です。

【2019年5月】テレビCMの放送をスタート

駅や街頭ビジョンなどでちょくちょくPRを行ってきたタイムバンクですが、2019年5月に、ついにテレビCMが放送されました。

CMと同時に開催されたキャンペーンの効果もあり、「ライフスタイル」カテゴリでのダウンロードランキング1位を記録するほどの人気となりました。

CM放送をきっかけにダウンロード数100万を超えるほどの急成長を遂げ、これからの展開にも期待ですね。

【2020年1月】39.5億円の資金調達に成功

2020年になってすぐビッグニュースが発表されました。

タイムバンク初の外部資金調達として、39.5億円の資金調達に成功したというのです。

ユーザー数は150万人、出品事業者によっては5000万円以上の売り上げを達成し、マーケットプレイスとして急成長しています。

LINE Venturesをはじめとした投資ファンドが39.5億円もの資金を投じたということは、投資のプロがさらなる成長を予想しているということ。

資金は広告や事業展開に利用され、タイムバンクは今後さらに魅力的なマーケットになっていくでしょう。



レットのビジネスモデル

レット(旧タイムバンク)のこれまでの経緯をご紹介したところで、そもそもレットがどのように収益を上げるのかを解説します。

レットは手数料収入がメイン

レットの収益は手数料がメインです。

手数料が発生するタイミングとしては、以下があります。

レットの収益源
  • ①クーポンチケットの販売(店側が手数料を負担)
  • ②通販商品の販売(販売者が手数料を負担)
  • ③専門家が時間を販売
  • ④ユーザーが時間を売買

レットでは店舗がクーポンを販売して集客を行っていますが、そのうちの数割(おそらく3~5割)がレットの手数料収入になります。通販も同様に、売上に対して手数料をかけています。

この辺りはAmazonや楽天と同じ仕組みです。

そくほう
レットのクーポンチケットが半額でも成立する理由はこちらの記事で詳しく説明しています。安すぎる価格を不思議に思っている方はぜひ読んでみてください。

また、レットでは専門家の時間も売買されています。時間が新しく販売されたときの金額に対して4割、ユーザー間で売買した際の1%が手数料収入となります。

理想としては、セール抽選により収益無視でユーザーを獲得し、クーポンチケットや通販商品を買ってもらうことで収益につなげる、という流れです。

将来的には専門家の時間売買にも力を入れ、ココナラストアカのようなスキルシェアビジネスにも展開していくでしょう。

収益無視の投資段階なので怪しく見える

おそらくレットアプリを怪しく感じるのは、セールの割引分のお金がどこから出ているのか分からないからだと思います。

普通に商品を仕入れて99%OFFで販売すれば、赤字は間違いありませんからね。

少なくとも現時点では、ユーザーを獲得するために、>赤字を許容してセールを行っていると考えられます。セールの赤字分を「投資」と考え、ユーザー数と交換しているイメージです。

一時はアプリダウンロード数で1位まで上昇したので、セールによりユーザー数が激増したことは明らか。セール商品によってはかなり少ない損失で注目を集めることに成功しているので、上手い方法ですよね。

99%OFFと聞くと怪しいですが、単なるPR手段と考えれば納得なのではないでしょうか。

そくほう
ユーザー数は月に10万人以上のペースで増加し、2019年年11月には150万人に到達しています。

セールやキャンペーンはすぐに終わってしまう?

「美味い話は続かない」とは言うが…

美味い話は続かない」とも言いますし、どうせすぐにセールが終わるからタイムバンクには登録しない、という意見も見られます。

確かに、ユーザーを集めるだけ集めたらセール終了、という可能性もあり得なくはありません。

ですが、セールをいきなり打ち切れば多くのユーザーが離れるのは火を見るより明らか。そんな愚かなことはしないでしょう。

割引率を絞り、長く続ける可能性が高い

現在は1日に5〜10万円ほどの赤字ですが、仮に10万円の赤字を1年間続けても3,650万円

この金額は、タイムバンクの資本金6億円からすると、それほど大きな金額ではありません。

割引率を下げれば赤字を少なくすることもできますし、実は、代表である佐藤航陽さんの資産は100億円を超えているとも言われます。

なので、お金の心配はあまり無く、長く続けるために多少割引率は絞ることはあっても、すぐに終わらせることはないと思います。

また、レットの事業自体は最低5年は継続すると宣言していて、2022年までは終わらないと考えて良いでしょう。



レットの今後を予想

「時間の取引所」としてスタートしたレットですが、現在は通販事業に方針転換しています。果たして今後はどのような展開となるのでしょうか?

通販・クーポン販売で黒字化を目指す

当初のコンセプトであった「時間の取引所」は残念ながら収益を上げることができず、通販・クーポン事業に転換したという経緯があります。

アプリを終了せずに方針転換を選んだということは、通販・クーポン事業に自信があり、本気で黒字化を狙っているということです。

実際、テレビ東京グループに売却した「tokupo」や韓国でのクーポン事業の実績がありますので、レットのクーポン事業が成功する可能性は十分にあります。

通販・クーポン事業でまず黒字化を目指し、レット事業を軌道に乗せるのが当面の目標となるでしょう。

そくほう
アプリダウンロードランキング1位を獲得し、開始4ヶ月で売り上げ2億円に迫ろうかというところ(タイムバンク証券調べ)。運営としてもかなりの手応えを感じているはずですよ。

通販・クーポン事業で軌道に乗せ「時間の取引所」に再チャレンジ

業態転換したことで「時間の取引所」としての機能はアプリの奥底に押し込められてしまいましたが、時間取引の機能は健在です。

著名人やアイドルの時間を買って会うことができたり、自分の時間を売って副業で活躍するなどさまざまな可能性がある機能ですので、タイムバンクが軌道に乗ったら「時間の取引所」として再チャレンジするのではないでしょうか。

時間を購入すれば著名人やアイドルに会うことも可能

著名な起業家として知られる佐藤航陽さんが本気で取り組むレットですので、これからも驚くべき施策を打ってくるはず。新しいことにチャレンジするレットをぜひ楽しみにしていてください。

まとめ

レットの怪しさを晴らすため、レットの歴史からビジネスモデル、そして今後の予想までを解説しました。

今回の記事で伝えたかったことは

  • ・レットは信頼のおける経営者が経営している
  • ・セールやキャンペーンはPR費用なので赤字でも怪しくない
  • ・いきなりセールが打ち切られる可能性は低い

ということ。これで少しでもレットに対する疑惑が晴れたなら幸いです。

長々と書いてしまいましたが、あまり細かいことは気にせず、お得なレットを思いっきり楽しんでくださいね。それがユーザーにとっても運営にとっても一番です。




10件のコメント

タイムバンクファンとしては、社員と間違われるのは非常に光栄です。

タイムバンクはやはり問題有ると思います。
夏に商品を注文して、2ヶ月近く経過したので、
催促のメールをしたら、直接業者に電話してとのメールが 4~5日してから有り、
業者に電話したらキャンセルにするので、お金はタイムバンクに
連絡して返して貰ってとの事になり、タイムバンクにまたメールでその事を連絡するも、かれこれ 1週間経過してもタイムバンクからの返信も返金も無し。
そもそも連絡手段がメールしか無いし、トラブルが起きても、
自ら対応せずに客に直接業者に連絡させるのは変じゃないでしょうか。

おっしゃる通り、現状のタイムバンクに問題があるのは確かですね。

なぜここまで対応が悪いのかは私も疑問に思っていますが、タイムバンクの出品規約を確認したところ、販売主体は出品業者である旨が記載されていました(出品規約 第10条(当社による商品等の出品・販売等))。

タイムバンク側の言い分としては、販売しているのは業者であって、タイムバンク運営は最低限の対応のみ行うという事かもしれません。しかし、質の悪い業者が混ざっているようで、なかなか商品を発送しない、キャンセルになっても対応しないといった事が起こっているようです。ある意味、タイムバンクも出品業者の被害者のような気がします。

また、タイムバンク自体もユーザーに状況説明等をすれば良いものを、一切連絡しないので、ユーザーの不満がたまるのは当然ですよね。タイムバンクは楽天やAmazonと同じように、出品者とユーザーを繋ぐプラットフォームになろうとしていますが、現状はプラットフォームとしての役割を果たせていない状態だと思います。

私もずっと思っていたご意見がこちらに載っていたので、私だけでは無いんだと思いました。
商品発送15営業日以内に発送します。
と書かれていて、なかなか届かずに業者に問い合わせした所、本日発送手続きしていますので、もう暫くお待ち下さいと言うお返事でした。それも冷たい電話対応。
それから数日経ちますが追跡番号付きのゆうパックで配送との記載があるので配送状況を確認しても、未だ発送されておらず、コメント欄には2ヶ月してから届いたとコメントしている方が多数いらっしゃいました。タイムバンクにその事を伝えても、業者様にお問い合わせください。でおしまいでした。いつ頃商品発送なのかなどをきちんと連絡するように各業者に義務付けして欲しい。楽天さんやAmazonさんでは、ありえない。タイムバンクさんでは安くても買う気は無くなりました。

出金申請を8月にしました。
しばらくログインしてませんでした。
9月中旬に振り込みされてるはずとチェックしましたが振り込みなく…
ログインして確認しようとしたら、アカウント停止されてました…
これは出金を阻止された、と考えていいですよね…?

出金をきっかけにアカウント停止になる人が多くいるようです。
原因としては、出金先銀行口座の名義がアカウント名と違う、複数アカウントで使いまわしている、などがあります。
不正をしていなくても、家族と共通の銀行口座を設定していると引っかかってしまう場合がありますので、運営に報告してみてはどうでしょうか。

サポートの回答が遅く、油を売っていると感じています。
あまり、人のプライバシーを守っていないようやり方で驚きました。

GODIVA のアウトレットで¥3,000で販売している商品を¥9,000相当を¥5,500で売っている転売屋がいる。
タイムバンクの時代と比べ悪質な業者が増えているのでは?

規約が甘いのでアングラビジネスの温床になっているという事でしょうか。日本製で製造途中に瑕疵があったので割引販売はあり得ません。消費期限がうるさくなった頃に大手菓子メーカー系の訳あり品も販売しにくくなりました。責任を問われるのは販売者では無く製造者にも及ぶからです。連絡先を明示しないという事は一切の責任はありません。アメリカでの販売が出来なくなったので日本に流れて来たのでしょうか?

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