JR東日本の株主優待「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」を使ってみた




JR東日本の株主優待でもらえる「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」、気になりつつも使ったことのない人が多いのではないでしょうか。

STATION BOOTHはJR東日本が運営するシェアオフィス。

15分あたり275円なので、1時間無料券は1,100円分の価値があります。

ぜひとも有効活用したい利用券ですので、5月末の期限を前に、試しに使用してみました。

本記事では、無料券の使い方と、実際に使用してみたレビューを紹介していきます。

「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」とは?

シェアオフィスを1時間無料で利用できる

「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」の実物

「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」はシェアオフィス「STATION BOOTH」を1時間無料で利用できるチケットです。

全国500箇所以上で利用でき、電車のちょっとした待ち時間を有効活用する、というのがコンセプトです。

他に「STATION DESK」「ホテルシェアオフィス」というシェアオフィスサービスもJR東日本が行っていますが、これらのサービスは対象外です。

JR東日本(9020)の株主優待の一部

このチケットはJR東日本の株主優待として配布されています。

JR東日本の株主優待は、「株主優待割引券」と「株主サービス券」の2つがあります。

株主サービス券にはJR東日本が提供しているショッピングモールや飲食店など複数の割引券が封入されていて、STATION BOOTHの利用券はその内の1枚です。

JR東日本の株主になり、3月末の権利確定日まで保有すればもらうことができます。

利用券の使い方と操作方法詳細

事前に準備すること

本来、STATION BOOTHを使うには会員登録が必要ですが、今回の利用券の場合、会員登録せずに使えます。

事前準備は一切不要で、券の裏面にあるQRコードが唯一必要です。

途中退室・入室する場合もQRコードが必要になるので、利用終了まで無くさないようにしてください。

入室〜退出までの手順

①タッチパネルから「会員」を選択

STATION BOOTHの前についたら、ブース本体にあるタッチパネルから「会員」をタッチします。

引用:STATION WORK ご利用方法

②認証手段で「QRコード」を選択

利用券の場合はQRコードでの利用になりますので、「QRコード」を選択します。

QRコードが求められますので、利用券の裏面にあるQRコードを読み取り箇所にかざしてください。

この画面で「QRコード」を選択します
利用券の裏面にあるQRコードをかざすと認証されます。

③利用時間を決める

20〜60分の範囲で利用時間を決めます。

60分までなら何分を選んでも無料ですので、60分を選んでおけば間違いありません。

60分未満を選んでも、残った分を別途使うということはできません。

④解錠され、利用時間スタート

ブースのドアが解錠されて利用時間スタートとなります。

トイレなどで途中退出する場合、再入室のためには再度QRコードの認証が必要です。

必ず利用券を持って外に出るようにしてください。

⑤終了時間までに退出する

終了5分前に室内に放送が流れます。

時間までに退出するようにしましょう。

過ぎてしまっても、放送の内容が「すぐに退出してください」に切り替わるだけで、即座にまずいことになるわけではありませんでした。

JR東日本公式YouTubeでも解説

ブースの使い方はJR東日本の公式YouTubeでも解説されています。

優待の場合は少し手順は異なるので注意してください。

STATION BOOTHの中はどんな感じ?

広さは必要最低限

中は机・椅子が一つずつあるだけで必要最低限の広さです。

漫画喫茶の個室よりも狭い印象でした。

あまり長時間の利用は狭苦しく感じるかもしれません。

中で利用できるもの

狭い中にも必要な機能は揃っています。

中で利用できるものを一覧にしました。

ブース内で使えるもの一覧
  • 椅子・机
  • 照明
  • 扇風機(DeskFan)
  • PCモニター
  • 冷暖房
  • 消毒用アルコール
  • 専用WiFi
  • USB充電端子(Type-A、Type-C)
  • コンセント×1

内外の写真

実際に使用した際に内外を撮影しましたので、一通り掲載します。

STATION BOOTHの外観。ぽつんと一つだけあったので、この中で作業すると思うと変な感じ。
デスクはまあまあな広さですが、紙の資料を広げると狭くなります。
椅子はクッション性があり座りやすかったです。
荷物を置くスペースはほとんどなく、大きめのリュック+買い物袋を置いたらほぼいっぱいです。
空調本体。なかなか音がうるさいです。
モニターはHDMIで接続できます。
冷暖房とは別にデスクファンが設置してあります。
電源は100Vコンセントの他にUSB-CとUSB-Aが用意されています。

使って分かった注意点

目的のブースを探すのが大変

全国500ヵ所以上あるとはいえ、自動販売機のようには見つかりません。

目的のブースを検索して探す必要があります。

設置場所はGoogleMap上で探すことになりますが、意外と探すのが大変です。

空調がうるさい

空調をつけるとファンの音が「ゴォー」と鳴ります。

オンライン会議や電話をする場合は雑音として入ってしまうかもしれません。

また、空調がうるさかったせいか、終了5分前の放送が聞き取れませんでした。

資料をたくさん広げるのは厳しい

机はノートPC1台とA4ファイル1冊を広げられるくらいです。

資料をたくさん広げる作業は難しいですね。

とはいえ、喫茶店などでは資料を広げること自体が難しい場合があります。

堂々と資料を広げられること自体大きなメリットです。

食事は禁止、飲み物だけOK(お酒はNG)

ブース内に注意書きがあり、「アルコール飲料以外の飲み物が利用可能です。食事はお控えください」という記載がありました。

お菓子くらいなら良いかもですが、おむすびやパンなどはやめておいた方が良いでしょう。

ブース内にあった利用案内・注意事項

まとめ

JR東日本の株主優待「STATION BOOTH1時間無料ご利用券」の使い方とレビューを紹介しました。

正直、1時間だけ使おうとしても手間ばかりかかってしまいます。

ブースを探したり使い方を調べたりで初回利用は時間がかかりますね。

継続して利用する可能性があるなら、優待を機会に一度使ってみると良いと思います。