【LINE証券】株の簡単な銘柄選びを解説!ランキングを活用して有望な銘柄を探す方法

LINE証券で株式ランキングを活用した銘柄選びを紹介




本記事ではLINEの投資サービス「LINE証券」を活用して有望な投資先を見つける方法を解説します。

LINE証券には「株式ランキング」があり、割安な銘柄、業績の良い銘柄、アナリストが上がると予想する銘柄などの一覧が公開されていますが、このランキングを活用することで初心者でも簡単に優良企業を見つけることができるのです。

ゼロから銘柄選びをするのは時間ばかりかかってしまいますので、まとめられた情報やアナリストの予想を活用し、効率的に銘柄探しをしていきましょう。

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LINE証券で銘柄を選ぶ方法

LINE証券では一般に取引できる約3,700銘柄の株を買うことができます。

しかし、その多くの銘柄の中から投資先を選ぶことは何年やっても難しいもので、ましてや投資の基準がわからない初心者はなおさらです。

そこで、ゼロから選ぶのではなく、次の方針で銘柄を探すのが優良銘柄を見つける近道です。

  • ① 「指標」から客観的に割安な株を見つける
  • ② 投資のプロが高評価を付けている銘柄から探す

真面目な人はしっかり勉強してから始めようと思うかもしれませんが、投資はトライ&エラーな要素がありますので、まずは最初の一歩を踏み出すことが大事。

そこで初心者が活用すべきは、業績に対して株価の安い”割安銘柄”から選ぶ方法や、投資のプロである証券アナリストが高評価をする銘柄から選ぶ方法です。

そうすることで必然的に良銘柄が選択肢に集まり、勝率を高める事ができるでしょう。

LINE証券では銘柄が細かくカテゴリ分けされていて、指標やプロの評価を基準にしたカテゴリもあり、簡単に探すことができます。

前置きが長くなりましたが、銘柄の具体的な探し方の話に移りましょう。

「買い予想上位」から選ぶ

私が最も参考にしているのは「買い予想上位」のカテゴリです。

このカテゴリは投資のプロである証券アナリストが「買い」と判断した銘柄を見ることができます。

証券会社などに所属するアナリストは日々、多くの企業の業績や株価を分析しています。そのアナリストたちの「買い」予想が直近に増えた銘柄をランキングにしています。
(LINE証券アプリの説明より)

ランキング上位の銘柄ほど「買い」予想が多く、株価が上昇する可能性が高いと言えるでしょう。

証券アナリストは銘柄ごとのレポートを作成するのが重要な仕事の一つで、そのレポートには将来の株価予想も記載され、株価が上昇する可能性が5段階(強気-やや強気-中立-やや弱気-弱気)で評価されています。

ランキングでは直近3〜6ヶ月で「やや強気」「強気」が増えた銘柄が選定されています。

「割安ランキング」から選ぶ

”割安”というのは企業の業績や時価総額に対して現在の株価が安いということです。

そのような銘柄は適正な株価まで上昇することが期待でき、値上がり益を取ることができるでしょう。

株式投資における指標をもとに、株価が割安と判断できる銘柄のランキングを作成し表示しています。
(LINE証券アプリの説明より)

”指標”という言葉が出てきましたが、LINE証券の割安ランキングでは次の4つの指標で銘柄が選ばれています。

割安ランキングの4つの指標
  • ・株価収益率(PER):12倍以下
  • ・純資産倍率(PBR):1.1倍以下
  • ・配当利回り:2.5%以上
  • ・営業利益 :3期連続黒字

知らない人のために各指標について簡単に解説しました。

無理に覚える必要はありませんが、気になる人は参考にしてくださいね

  • 株価収益率(PER)・・・株価を1株あたりの年間純利益で割った数。企業の純利益は投資家の利益とも言えますので、PER12倍なら12年で元が取れるということになり、低ければ低いほど割安です。
  • 純資産倍率(PBR)・・・1株あたりの純資産を株価で割った数。1倍なら株を買った翌日に企業が倒産しても株価分のお金は帰ってくる計算となり、倍率が低ければ低いほど割安です。
  • 配当利回り・・・株価に対する配当金額です。1株1,000円で配当が10円なら配当利回りは1%という計算になります。2.5%以上なら高配当の部類です。
  • 営業利益・・・本業でどれだけ利益を生み出したかを表した金額で、赤字の企業は投資先として非常に危険です。3期(3年)連続黒字という条件なら赤字体質企業は除外されるので安心です。

「高配当利回り」から選ぶ

長期で保有しようと考えている人は「利回り」が重要な指標になります。

高利回り銘柄は持っているだけでお金を生み出してくれる”不労所得”の代表格。5%の銘柄なら20年保有すれば投資額の元が取れる計算となり、魅力的な投資先です。

配当利回りとは、株価に対して1年間でどれくらいの配当金がもらえるかを表したものです。LINE証券で取り扱う銘柄のうち、配当利回り3%以上の銘柄をランキングにしました。
(LINE証券アプリの説明より)

「高配当利回り」のランキングでは配当利回り3%以上の銘柄が選定されています。

ただし、来年の減配リスク(業績悪化により配当が減らされること)を避けるため、純利益予想が赤字の銘柄は除外されています。

高配当利回りランキングの選定条件
  • ・配当利回り:3%以上
  • ・年間純利益が黒字予想
  • ・配当金は次年度の会社予想を使用

高配当銘柄は魅力的ですが、株価が下落しているということの裏返しでもあり、安直に買うとさらなる下落で損失になることも。

利回りだけで買うのは危険ですが、他のランキングと絡めながら銘柄を選ぶことで良銘柄を見つけることができるでしょう。

「人気優待」から選ぶ

株主優待に興味がある人は「人気優待ランキング」がおすすめ。

投資情報サービス「みんかぶ社」が作成した優待人気ランキングトップ100の銘柄を一覧になっていて、今人気の株主優待を簡単に見つけることができます。

株主優待とは、企業が株主に対して自社製品やサービス券などを贈る制度で、個人投資家からの人気が高いです。その中でも特に人気な銘柄を表示しています。
(LINE証券アプリの説明より)

株主優待銘柄を買う上で要注意なのが、株主優待廃止になった場合に株価が大幅下落する可能性があることです。

人気優待銘柄は個人投資家が株価を下支えしている側面がありますが、優待廃止となると一気に売りに傾き、最悪の場合はストップ安まで売り込まれることもあります。

実際、低価格帯の居酒屋「さくら水産」などを運営する「梅の花」という銘柄は、株主優待廃止で2連続ストップ安という大暴落を引き起こしました。

業績が悪化している銘柄は優待廃止の可能性が高まりますので危険です。

LINE証券での銘柄選び実践編

株主優待有りの高成長銘柄を探す

それでは、LINE証券のランキングを活用して実際に銘柄選びをしてみましょう。

探す条件は、株主優待が人気で、しかも高成長が期待できる銘柄。優待を取りつつ値上がりまで狙う欲張りな条件です。

「人気優待ランキング」と「成長期待株ランキング」のどちらにもランクインしている銘柄を探したところ、次の銘柄がヒットしました。

「and factory」はIoT事業やスマホアプリ事業を手がけるIT企業。

売上高が毎年2倍になる高成長を続けている上、オンラインカタログギフトの株主優待が人気の銘柄です。

宿泊施設や広告関連の事業も行っていることから新型コロナの影響を受け、2020年度は赤字決算となり株価は大きく下がりました。

一方、業績の成長余地はまだまだ大きく、コロナ後の反転上昇が楽しみな銘柄です。

割安で高配当銘柄を探す

次に、「割安ランキング」と「高配当ランキング」から銘柄を探してみましょう。

割安で高配当というのは一般的に危険なサインですが、LINE証券のランキングでは「3期以上連続黒字」「来年度の業績予想が黒字」という条件も入っているため、安全度の高い銘柄が表示されます。

二つのランキング両方にランクインしていたのは次の銘柄です。

「サムティ」は大阪・京都・神戸を中心とする不動産会社です。

投資用マンションの企画・開発、保有・賃貸・管理、販売に加え、ホテル運営が事業の主体です。

株価純資産倍率(PBR)0.57倍、株価収益率(PER)5.2倍と非常に割安で、しかも配当利回りは6.36%と高水準です。

業績も下図の通り好調。ただし、2020年度は多少の下方修正はあるかもしれません。

業績下方修正・減配のリスクはあるものの、新型コロナで下がりすぎ感もある銘柄です。反発上昇狙いで買ってみるのも面白いでしょう。

LINE証券での銘柄選びまとめ

LINE証券アプリのランキングを活用して銘柄選びをする方法をご紹介しました。

SNSやブログで紹介されている銘柄に頼るのも良いですが、自分で見つけるというプロセスも大切ですので、ぜひLINE証券の情報を活用して有望な投資先を見つけて下さいね。