2021年最初のタイムセール日程が発表されました!誕生月ごとに参加可能日が決まりますので、事前に確認しておきましょう。
LINE証券で株が割引価格で買える株のタイムセールが開催されています。
割引率は3〜7%。買った翌日には売却でき、大きく値下がりさえしなければ簡単に利益を出すことができるキャンペーンです。
私はこれまで15回以上参加してきましたが全てプラスで売却することができ、累計で2万円以上の利益になっています。
「そんなに美味しい話があるの?」と疑問に思ってしまいますよね。
本記事では、購入〜売却までにかかる手数料を調べた上で、実際にどれだけお得なキャンペーンなのかをきちんと計算してみました。
購入後のリスクについても最近の市場動向に基づいて考察しています。キャンペーンに参加しようと思っている方はぜひ読んでみてくださいね。
目次
LINE証券タイムセールの概要
まずはLINE証券タイムセールについて簡単にまとめました。
- ・開催日は月初めに告知される
- ・株を割引価格(3%,5%,7%OFF)で購入できる
- ・対象5銘柄のうち、銘柄ごとの上限株数まで購入可能
- ・10回に1回、1,000ポイントプレゼントのWチャンス
- ・開催回ごとに参加条件がある(「7/15〜7/22に新規登録」「10万円以上の株式を保有」など)
こちらがアプリ上での説明です。
“最大7%”と銘打ったキャンペーンですが、実際には3%,5%,7%のいずれかの割引率で株が販売されます。
とはいえ、3%でも十分な割引率です。
売れるのは翌日9:00からですが、翌日いきなり3%安というのはなかなかありません。
翌日即売却でも利益が取れる可能性は十分あるでしょう。7%ならなおさらですね。
買える上限は各銘柄毎に決まっています。
また、10回に1回の確率で1,000ポイントプレゼントというWチャンスがあり、かなり太っ腹なキャンペーン内容ですよ。
次から詳しく解説していきますね。
実際いくら儲かるの?タイムセール参加実績を公開
全13回のタイムセールで、合計22,984円の利益になりました。
私の場合の割引率は表の通りでしたが、割引率は人によって異なります。
セール日 | 購入銘柄 | 割引率 | 損益 |
12月5日(木) | KDDI | 5%OFF | +1,549円 |
12月10日(火) | キヤノン | 5%OFF | +1,703円 |
12月12日(木) | 豊田通商 | 5%OFF | +2,735円 |
12月17日(火) | 日本航空 | 7%OFF | +2,359円 |
12月19日(木) | KDDI | 3%OFF | +1,018円 |
12月24日(火) | すかいらーくHD | 3%OFF | +651円 |
12月26日(木) | 三井住友FG | 5%OFF | +2,260円 |
2月27日(木) | セブン&アイHD | 3%OFF | +678円 |
3月4日(水) | ユニ・チャーム | 3%OFF | +987円 |
3月26日(水) | 日立製作所 | 3%OFF | +760円(うち配当200円) |
4月16日(木) | ソニー | 5%OFF | +2,332円 |
5月28日(木) | 安川電機 | 3%OFF | +733円 |
7月30日(木) | エムスリー | 7%OFF | +2,036円 |
8月20日(木) | ダイキン工業 | 3%OFF | +1,655円 |
8月31日(木) | 富士通 | 5%OFF | +1,528円 |
9月10日(木) | 東急不動産HD | 5%OFF | +1,842円 |
9月24日(木) | 伊藤忠商事 | 3%OFF | +730円 |
10月22日(木) | 日本たばこ産業(JT) | 7%OFF | (利確前) |
売却できるのはタイムセール翌日ですが、これまでセール対象となった銘柄はどれも堅調です。
野村證券が一流企業の銘柄を選んできているので、割引価格なら利益になる可能性が高いと思いますよ。
タイムセールのメリット
メリット①:株を割引価格で買える
株を割引価格で買えるというのが最大のメリットです。
割引率は3%、5%、7%のいずれか。
ベースとなる価格はその日の終値ですので、翌日に割引率以上に値下がりしなければ利益を得ることができますよ。
個別銘柄の場合はもっと下がる可能性はありますが、3%以上の余裕があれば損する可能性はかなり低いでしょう。
メリット②:タイムセールでは手数料,取引コスト無料
LINE証券では株を買うのに手数料と取引コストがかかります。
タイムセールではどちらも無料となりますので、純粋に株価から割引分を引いた価格で購入できますよ。
ただし、売却については手数料0.05%(日中)か0.5%(夜間)がかかります。
メリット③:10回に1回、1,000ポイント獲得のWチャンス!
タイムセールで株を購入できた場合、10回に1回の確率で1,000円分のポイントがプレゼントされるWチャンスがあります。
条件は、注文完了画面にあるシェアボタンから「#LINE証券 #Wチャンスに挑戦」のハッシュタグをつけてツイートすること。
期待値としては1回100円と悪くありませんので、タイムセール購入に成功したらツイートしておきたいところですね。
ちなみに、私は実際に当選して1,000ポイントをもらうことができました。
タイムセールのデメリット
デメリット①:販売数・購入数に上限がある
タイムセールでは購入株数に上限があります。
また、銘柄ごとに販売数が決められていて、上限に達するとその銘柄は終了となります。
上限株数は、株価×上限株数が2万〜5万円になりように調整されていますが、2万円でも7%OFFなら1,400円引きです。
買った瞬間にこれだけプラスになるのは大きいですね。
デメリット②:売却の取引コストはかかる
売却はタイムセール外ですので取引コストがかかります。
かかる取引コストは売却額によります。次の表をご覧ください。
タイムセールで購入できる総額が5万円を超えることは稀。
売却手数料は基本的に「99円」だと覚えておけば間違いありません。
5万円を超えると176円に上がりますが、5万円を超えるほどの高額銘柄をセールでゲットできたら手数料など気にならないくらいの利益になるでしょう。
デメリット③:損失になるリスクもある
割引価格とはいえ、損失になるリスクはもちろんあります。
買った銘柄に関わる大きなニュースや事件・事故があれば、翌日の寄付きで10%や20%下落というのはあり得ることです。
ただし、LINE証券側も配慮はすると思います。
株の引き渡し(21:00)までに大きな損失リスクが明らかになれば販売中止などの措置が取られるでしょう。
タイムセールの参加方法
LINE証券で口座開設をする
タイムセールに参加するにはLINE証券で口座を持っている必要があります。
口座開設は「最短3分でできる」と言われるほどに簡単です(実際には10分ほどかかりますが)。
手続きの翌日には開設が完了します。
詳しくは公式で解説されていますので、これから口座を作る場合は参考にしてください。
https://twitter.com/linesec_jp/status/1199947422966771712
参加条件を満たす(開催回ごとに異なる)
7/30のタイムセールから参加条件が追加されました。
参加条件は開催回ごとに変化しますが、一例として7/30に開催されたタイムセールの参加条件を見てみましょう。
- ①7/15〜7/22に新規口座開設
- ②開催2日前時点で、株式の評価額が10万円以上
- ①・②どちらか一方を満たせば参加条件クリア
保有株式の評価額に加え、一定期間内の取引回数が条件にされることもあります。
タイムセールバナーから参加
準備が整ったらセール当日まで待ちましょう。
セールが開始されるとバナーが登場しますので、バナーをタップして「いますぐ参加する」から購入画面に進めます。
タイムセール実施日時
株のタイムセールの開催日は特に決まっておらず、不定期開催です。
開催前にLINE証券からこのようなメッセージで告知がされます。
当日にいきなり告知されることもありますので、LINE証券からメッセージは通知が届くようにしておくとセールを逃す心配がなくなります。
セール対象の5銘柄は16:00時頃にLINE証券のメッセージで発表されます。
タイムセール実施時間は17:00〜19:00で、17:00になったと同時に5銘柄全て売り出されます。
ただし、当日の状況により、直前に銘柄が変更されたり、販売自体が中止になったりする可能性があるようです。
仮に翌日暴落する可能性が高いのに販売したら大変なことになりますからね。
いくらあれば参加できる?
LINE証券では最低200円あれば株を購入できます。
しかし、タイムセールで選ばれる株は2,000円以上がほとんど。
選ばれる5銘柄によりますが、最低でも3,000円は用意しておきたいところですね。
どれだけ得なのか計算してみた
「最大7%引き」と謳われるタイムセールですが、実際にはどれだけ得なのでしょうか?
【割引額-99円】だけ得
購入時には3%,5%,7%の割引率となりますが、売却時に99円が取引コストとしてかかります(5万円以上の場合は176円)。
なので、純粋に得する金額は【株価×割引率−99円】となります。
私の実績では1回で1,000円〜3,000円の割引額が多く、99円くらいなら気にするほどでも無いかなと思います。
値動きがかなり影響する
実際にどれだけ利益が出るかは値動きが大きく影響します。
どれだけ値動きするのか、実例で見てみましょう。
例えば、こちらは11月29日の値下がり率ランキングです。
トップは4%近く、7位でも2.5%ほど下落していますね。
タイムセールで3%OFFで買った銘柄がこのように値下がりした場合、プラスマイナスゼロ、最悪損失となります。
しかし、7%OFFなら値下がり率トップの銘柄でも+3%は取れるということですね。
2020年5月以降の株式市場はどうなる?
2020年5月は新型肺炎の感染拡大の影響を受け株式市場は低調でしたが、事態が改善に向かっていることで持ち直しつつあります。
投資するには絶好のチャンスですね。
株を割引価格で買い、しかも翌日の値上がりも狙うことができ、うまく当たれば割引以上の値上がり益になる可能性もあります。
ただし、土日を挟む場合は悪いニュースが出やすく、持ち越しは危険。タイムセールで購入した株は素早く売却するのが基本戦略です。
タイムセールの注意事項
割引以上に下落したら損失になる
最大7%OFFは大きいですが、場合によってはそれ以上に下落して損失になる場合があります。
こればかりは投資なので仕方ありませんね。
支払いは21時
タイムセールでの販売は17:00〜19:00ですが、実際に支払うのは21:00です。
タイムセールでは購入予約をするという形ですね。
21:00にLINE証券の残高が足りないと、せっかくの割引購入が無効となってしまいます。(追記:購入時に残高が足りないと買えないようになりました)
対象銘柄が変更になる可能性
場合によっては対象銘柄が変更となる場合があります。
株価に影響するニュースはいつでも出る可能性があり、運営がリスクが大きくなったと判断した場合は変更されるでしょう。
タイムセールが中止になる可能性
また、市場全体が不安定になるニュースが出た場合、タイムセール自体が中止されることもありそうです。
例えば、大地震が発生した場合、多くの設備や物流が止まり、株価は不安定になります。
ユーザーへのリスクを考慮し、リスクが大きいと判断された場合は中止になるでしょう。
参加できるのは20歳以上の人だけ
タイムセールに、というより、LINE証券に登録できるのは20歳以上の人だけです。
スマートフォン以外では参加不可
タイムセールに参加できるのはスマートフォンのみで、その他のデバイスでは参加不可と書かれています。
タイムセールでの投資戦略
最後に、私がどうタイムセールに参加しようと思っているのか公開したいと思います。
15:00以降に銘柄が発表されたら調べる
翌朝に下がってしまっては割引が台無しです。
セール開始までに対象銘柄をよく調べて、翌朝下がらなさそうな銘柄を選びます。
調べるのは、その銘柄に関するニュースと、過去の値動きチャート。
LINE証券側も下手な銘柄をセール対象にすることは無いと思いますが、自分で調べて自信を持って買いたいですね。
明日の見通しを調べる
タイムセールは19時までですが、支払いは21時。この間に本当に買うかどうかを検討したいと思っています。
夜になれば、証券会社のアナリストが出している明日の見通しを読むことができます。
それを参考に、タイムセールで株を買うかどうかを決めます。
ほぼ全ての銘柄が下がる日もあり得ますので、見通しがマズそうであれば参加しない方が無難です。
7%OFFなら基本大丈夫だと思いますが、3%OFFでは特にシビアに判断しなければなりませんね。
翌日売るかは相場しだい
手堅く翌日9時にすぐ売るのも手です。
私は流れを見て判断しようと思いますが、上昇トレンドの銘柄なら数日持っておこうかと思います。
12月は年末に向けて株高になりやすい時期。
取れる利益は取っておきたいところです。
【随時更新】これまでの全タイムセール銘柄
最後に、これまでのタイムセール対象銘柄を随時まとめています。
これまでのセール銘柄 | ||
セール日 | 販売銘柄 | 販売価格(割引前) |
12月5日(木) | NTTドコモ | 2,974円 |
KDDI | 3,151円 | |
本田技研 | 3,129円 | |
三井住友FG | 3,988円 | |
日本たばこ産業 | 2,497円 | |
12月10日(火) | 大和ハウス工業 | 3,433円 |
小松製作所 | 2,691.5円 | |
キヤノン | 3,059円 | |
伊藤忠商事 | 2,457.5円 | |
三菱商事 | 2,420.5円 | |
12月12日(木) | キリンHD | 2,470.5円 |
SUBARU | 2,804.5円 | |
積水ハウス | 2,374円 | |
豊田通商 | 3,910円 | |
ANA HD | 3,685円 | |
12月17日(火) | すかいらーくHD | 2,193円 |
テルモ | 3,923円 | |
三井不動産 | 2,754円 | |
日本航空 | 3,454円 | |
NTTドコモ | 3,060円 | |
12月19日(金) | KDDI | 3,286円 |
本田技研工業 | 3,163円 | |
昭和電工 | 2,940円 | |
住友金属鉱山 | 3,545円 | |
三菱地所 | 2,117.5円 | |
12月24日(火) | ブリヂズトン | 4,198円 |
キヤノン | 3,072円 | |
日本たばこ産業 | 2,531.5円 | |
伊藤忠商事 | 2,517円 | |
すかいらーくHD | 2,210円 | |
12月26日(木) | 三井住友FG | 4,042円 |
SUBARU | 2,719.5円 | |
小松製作所 | 2,666円 | |
積水ハウス | 2,351.5円 | |
三井物産 | 1,959.5円 | |
2月27日(木) | 東京エレクトロン | 23,630円 |
オリエンタルランド | 12,185.0円 | |
ソフトバンクグループ | 5,239.0円 | |
デンソー | 4,302.5円 | |
セブン&アイHD | 3,723.0円 | |
3月4日(水) | 富士通 | 11,285円 |
ワークマン | 7,160円 | |
神戸物産 | 4,280円 | |
ユニ・チャーム | 3,375円 | |
帝人 | 1,875円 | |
3月26日(木) | 日本電産 | 11,305円 |
トヨタ自動車 | 6,718円 | |
アドバンテスト | 4,305円 | |
NEC | 3,790円 | |
日立 | 3,132円 | |
4月16日(木) | リクルートHD | 2,764円 |
東京海上HD | 5,051円 | |
アサヒHD | 2,332円 | |
ソニー | 6,700円 | |
信越化学 | 11,235円 | |
5月28日(木) | ニトリHD | 19,355円 |
マクドナルド | 5,680円 | |
武田薬品工業 | 4,163円 | |
安川電機 | 3,955円 | |
本田技研工業 | 2,898円 | |
7月30日(木) | 任天堂 | 47,300円 |
エムスリー | 5,430円 | |
三菱UFJ | 405円 | |
オリックス | 1,190円 | |
楽天 | 982円 | |
8月20日(木) | ダイキン工業 | 19,255円 |
村田製作所 | 6,355円 | |
メルカリ | 4,920円 | |
ソフトバンク | 1,473円 | |
パナソニック | 940円 | |
8月31日(月) | 富士通 | 13,820円 |
資生堂 | 6,171円 | |
JAL | 2,114円 | |
Zホールディングス | 705円 | |
丸紅 | 639.6円 | |
9月10日(木) | 三井物産 | 1,940円(16株まで) |
日清食品HD | 9,960円(3株まで) | |
オリエンタルランド | 14,730円(2株まで) | |
東急不動産HD | 484円(80株まで) | |
日本製鉄 | 1,164円(30株まで) | |
ゼンショーHD | 2,555円(12株まで) | |
マクドナルド | 5,220円(6株まで) | |
ENEOS | 411円(90株まで) | |
9月24日(木) | TDK | 11,330円(3株まで) |
ヤクルト | 5,810円(5株まで) | |
伊藤忠商事 | 2,760.5円(12株まで) | |
三菱電機 | 1,437.5円(22株まで) | |
西松屋チェーン | 1,371円(23株まで) | |
鹿島建設 | 1,294円(25株まで) | |
ヤマダ電気 | 524円(60株まで) | |
住友化学 | 361円(90株まで) | |
10月8日(木) | ファナック | 20,660円(1株まで) |
東京海上HD | 4,817円(5株まで) | |
伊藤忠商事 | 2,684円(8株まで) | |
みずほフィナンシャルHD | 1,345.5円(18株まで) | |
ENEOS | 384.9円(60株まで) | |
10月15日(木) | シマノ | 20,630円(1株まで) |
トヨタ自動車 | 6,915円(3株まで) | |
三井住友FG | 2,957円(8株まで) | |
SUMCO | 1,601円(14株まで) | |
旭化成 | 908.9円(25株まで) | |
10月22日(木) | 日本電産 | 10,445円(2株まで) |
エムスリー | 6,970円(3株まで) | |
武田薬品 | 3,488円(6株まで) | |
日本たばこ産業 | 1,985円(11株まで) | |
ZHD | 745円(30株まで) |
対象銘柄の傾向
タイムセールで販売された銘柄の多くは日経225採用銘柄です。
日経225採用銘柄は、高い売買代金と安定した値動きが特徴で、日本の株式市場を代表する銘柄です。
その中でも特に人気の高い銘柄がタイムセールに選ばれていますよ。
最近は日経225以外の東証一部銘柄や、新興市場である東証マザーズの銘柄も混ざるようになってきました。
人気銘柄は即売り切れ
人気の銘柄は開始1分で売り切れるほどの人気となっています。
1株が高い銘柄ほど利益が大きくなるので人気も高いですね。
欲しい銘柄がある場合は17:00に張り付く必要がありそうです。
LINE証券「タイムセール」のまとめ
タイムセールで株を売るというのは画期的なキャンペーンです。
「立会外分売」という、2〜5%のディスカウントで売り出される取引もありますが、上級者向けという感が否めません。
LINEという手軽なプラットフォームで、投資初心者のリスクを肩代わりして株を売るということは、LINEが投資サービスにかける意気込みを感じます。
初心者でなくてもチャンスはチャンスですので、今回のキャンペーンで利益を上げたいところですね!
LINE残高には事前に入金が必要ですか?
17時に購入予約した後に必要な金額を入金でも間に合いますか?