本記事では、日本たばこ産業(JT)の配当がいつ振り込まれるかについて、実体験をベースに正確にご紹介します。
公式では正確に記載されておらず、私自身「実際にいつ振り込まれるの?」とモヤモヤした経験があるので、きっちりお伝えしたいと思います。
場合よっては数日前後する可能性もありますが、例年ほとんど変わりません。配当の振込日が気になる方はぜひ参考にしてください。
目次
JTの配当が振り込まれるタイミング
それでは、本題である配当の振込タイミングについてです。
結論から言ってしまうと、JTの配当が振り込まれるのは権利確定日からおよそ3ヶ月後です。
正確には次の日程で振込が行われました。
- 2019年12月29日:権利付最終売買日
- 2019年12月31日:権利確定
- 2020年3月23日:配当金振込
- 2020年3月24日:配当金の通知が届く
日数的には権利付最終売買日から85日後に配当が振り込まれた計算になります。

配当が振り込まれるまでの流れ
次に、配当が振り込まれるまでの詳細について見ていきましょう。
実際に配当を受け取るまでにはいくつかのプロセスがあります。
権利付最終売買日に株を保有
配当を受け取りためには、銘柄毎に決まっている権利付最終売買日に株を保有している必要があります。
JTの場合、年に2回ある権利付最終売買日は次のようになっています(2020年の場合)。
- ・2020年6月26日(権利確定日2020年6月30日)
- ・2020年12月29日(権利確定日2020年12月31日)
配当を取りに行く場合は上記日程に注意しましょう。
配当の権利が確定
権利付最終売買日から2営業日後、権利確定日を迎えると配当をもらう権利が確定します。
必要な手続きは証券会社の方が代行してくれます。
権利確定日に投資家側がやるべきことはありません。
配当額が決定
配当直前に開かれる取締役会で配当が承認され、配当額が決定します。
配当額は”配当予想”という形で事前に公開されていますが、実際に決定されるのは配当直前のため、権利付最終売買日に正確な配当額を知ることはできません。
とは言え、取締役会では配当予想通りに承認されるのが普通で、額が変わるとしても増額方向です。
配当が振り込まれる
権利確定日からおよそ3ヶ月後、証券口座に配当が振り込まれます。
公式ホームページには「中間配当金は9月上旬、期末配当金は3月下旬」としか書かれていないので、事前に正確な振込日を知ることはできないようです。
配当のお知らせが郵送で届く
配当振込の当日〜翌日に配当のお知らせが届きます。
正確には「期末配当金計算書」と呼ばれ、以下の情報が記載されています。
- ・保有株式数
- ・1株あたりの配当額
- ・合計配当額
- ・株主番号
株主番号は株主優待を受ける上で重要ですので、期末配当金計算書は取っておくことをおすすめします。
超高配当銘柄として人気のJT。予想配当利回りは8%超え
世界4位のたばこメーカー
JTは売上高世界第4位を誇る日本のたばこメーカーです。
160銘柄以上のたばこブランドを取り扱い、世界130カ国以上で販売しています。
売上高のおよそ9割がたばこ事業によるもの。医薬品開発、加工食品事業が残りの1割を占めています。

高配当銘柄として個人投資家に人気
JTは純利益の約8割を配当に回しており、その配当利回りは8%を超えています。
高配当銘柄と言えば3%〜5%が一般的。JTの配当利回りは突出して高く、超高配当銘柄として個人投資家の人気を集めています。
仮に今後も配当が維持されれば13年で元が取れる計算です。

株価は過去8年来の底値
JTの株価は2016年を境に下落が続き、現在の株価は2,000円を割れています。
これは2012年以来、8年ぶりの安値水準です。2012年から配当は倍以上になっているのに対し、業績はそこまで悲観的ではありませんので、相当割安な株価であると言えるでしょう。

JTの配当はいつ振込まれる?まとめ
JTの配当が振り込まれるまでの流れと期間について、実体験をベースに紹介しました。
先行きを不安視する声もありますが、たばこというのは非常に手堅い事業で、中毒性があるが故に、消費者が逃げにくいという特徴があります。
業績が急激に悪化することは考えにくいでしょう。
JTは高配当銘柄として100株は持っておきたい銘柄ですね。