メタップスが株価3倍に急騰!買われている理由と材料は?

フィンテック関連「メタップス」の株価が3倍に上昇した理由と今後の材料




フィンテック関連のベンチャー企業、メタップスの株価が急騰しています。

2020年3月の375円から、2020年9月末には1194円まで上昇し、上昇率は318%を記録しました。

メタップスと言えば、みずほ銀行やセブン銀行と業務提携したことで一時期話題になり、過去には株価4,500円を超えていた時期もありました。

しかし、最近の株価は振るわず下落の一途。出来高も減少して人気のないベンチャー株となっていました。

ここにきて反転上昇し始めた理由は何でしょうか?

本記事では、メタップス急騰の理由と、今後の株価上昇材料について考察しました。

メタップスの値動き – 約半年で3倍に上昇

過去半年の値動き

まずは直近6ヶ月の株価を見てみましょう。

2019年末は株価1,000円前後が定着していましたが、年明け〜コロナショックで一気に下落しました。

株価の最安値は3月23日につけた375円。3年前に3,000円を超えていたとは思えない暴落ぶりです。

新型コロナ以降、右肩上がりに上昇

新型コロナで総悲観だった時期を底値に、株価は右肩上がりに上昇しはじめます。

週足では陽線が並び、強い値動きだったことがチャートからも分かりますね。

800円前後で一旦踊り場となりましたが、再度上昇し、現在は1,000円を抜けたところです。

過去5年ではまだ安値圏

3倍の急騰を演じたメタップスですが、過去5年のチャートを俯瞰してみると、高値圏というわけではありません。

むしろ、直近の高値を上抜けそうな良チャートです。

とはいえ、一時的に株価が上昇しても、期待や業績やついてこなければ再度の下落に見舞われます。

次に、メタップス急騰の理由を考察していきます。

メタップス急騰の理由

メタップス急騰の理由
  1. キャッシュレスの普及による収益拡大
  2. 電子マネーでの給与受取り解禁期待
  3. コロナ禍での投げ銭ビジネスに注目
  4. ZOOMでのイベント収益

キャッシュレスの普及による収益拡大期待

メタップスは決済領域に強みを持つ企業です。

みずほ銀行とキャッシュレスアプリ「pring」を開発した実績や、セブン銀行と給与前払いサービス「CRIA」で資本業務提携するなど、大手には生み出せない独自の金融サービスを武器に成長してきました。

2018年から日本にキャッシュレスが浸透し始め、2020年の決済アプリ利用率は43%。キャッシュレスでの支払いが増加すれば、企業側もキャッシュレスサービスの開発・利用にリソースを割り当てるため、メタップスの収益機会が拡大します。

具体的な実績としては、旅行会社HISの決済システムや、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートのコンビニ端末決済が挙げられます。

他にもクレジットカード決済、不動産決済、電子マネー決済など多岐にわたる決済サービスを提供していることから、キャッシュレス(オンライン)決済の拡大がメタップスにとって追い風となっています。

ZOOMでのオンラインイベント収益

新型コロナで脚光を浴びたオンライン会議「ZOOM」は、メタップスが提供するイベント収益化サービス「イベントペイ」と連携しています。

ZOOM上でオンラインイベントを開催した主催者は、イベントペイを通じ、参加者から参加費を得ることが可能です。

また、キャッシュレスアプリ「pring」による投げ銭機能も付加され、株式新聞に注目銘柄として掲載されました。

イベントペイで支払われた参加費の3.5%+200円がメタップスの収益となり、今後利用が広まれば、メタップスの大きな収益源になることが期待されます。

ZOOMと完全連携を果たしたイベントペイについて解説!

イベント収益化の「イベントペイ」とは? ZOOMとの連携や特徴・仕組み・料金について解説

電子マネーでの給与受取り解禁期待

メタップスはキャッシュレスアプリ運営の「株式会社pring」を子会社に持ちますが、pringには給与受取り機能があり、電子マネーでの給与受取り解禁で脚光を浴びる可能性があります。

pringの優れている点は、手数料無料で銀行口座にお金を戻せること。キャッシュレスアプリで給与を受け取っても、銀行口座に戻せなければ困りますが、pringでは自由に出し入れできますので、給与受取りアプリとして人気化する期待があります。

また、pringでの知見を活かした、BtoBでのサービス提供も考えられます。pringのシステムはみずほ銀行の「J-Coin pay」でも使われているほど、優れたセキュリティ性と使い勝手を両立しているのです。

モバイル決済の米スクエア<SQ>が、15日の同国市場で前日比約7%高と急伸した。今年の8月1日現在の現金取引シェアが全体の3分の1(前年同期は約4割)まで低下したとする調査結果を受け、キャッシュレスの普及が材料視された。

 日本でも同業のスマレジ<4431.T>や「PayPay」のZHD<4689.T>、PayPayと提携するビリングS<3623.T>、決済処理のGMOPG<3769.T>、プリペイド型電子マネーをクラウドサービスで提供するバリューD<3960.T>、端末のフライト<3753.T>、決済代行のメタップス<6172.T>などに買いが波及する可能性がある。

今後の株価上昇の材料

次に、まだ株価に反映されておらず、今後の株価上昇となりうる事柄をまとめました。

ブロックチェーンゲームの人気化

ブロックチェーンゲームでは、ゲーム上で手に入れたアイテムを自分のモノとして保有することができます。

メタップスはそれらのデジタルアイテムを取引するプラットフォーム「miime(ミーム)」を運営していることから、ブロックチェーンゲーム人気化による収益拡大が期待できるのです。

2020年10月時点で12タイトルのアイテムが取引されており、ミームを覗いてみると、実際に取引が成立している様子が分かります。

ブロックチェーンゲームのヒットタイトルが出現することで、ミームのユーザーが増加し、メタップスの株価にポジティブな影響を与えるでしょう。

電子マネーでの給与受取り解禁

現在、厚生労働省が議論と法改正を進めている電子マネーでの給与受取り。先日は日経新聞にも記事が掲載されました。

電子マネーで給与受け取り 規制緩和へ議論進む – https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63459530U0A900C2000000/

まだ実現の目処がたったわけではないものの、法改正の動きが本格化すれば、メタップスの株価上昇の材料となります。

メタップスはすでにpringでの給与受取り機能が実現していることに加え、給与前払いサービス「CRIA(クリア)」を提供していることから、給与支払い・受取りに関する知見を持っています。

これらの知見を活かし、電子マネーでの給与受取りサービスに食い込むことができるでしょう。

その期待から、電子マネーでの給与受取り解禁はメタップスにとってポジティブな材料です。

会費ペイの収益化

会費ペイは月額制課金システムを提供するサービスです。

メタップスが持つサービスの中で成長著しく、今後の業績寄与が期待できると考えています。

新型コロナで一旦は凹んだものの、以降は持ち直しており、成長路線は健在。主要顧客であるフィットネスジムの低迷は打撃でしたが、6月には回復しています。

今後、英会話などのスクール系のサービス、WEBサービスを中心に、取扱高の成長が見込まれます。

4〜5月は取扱高が大きく減少したが、6月には持ち直した。加盟店数は順調に増加している。




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