(追記)2023年3月期の期末配当は6月5日に入金予定です。
配当金の振込時期は、多くの場合「~月下旬」などだいたいの目安しか書かれていません。
しかし、投資家としてはいつ振り込まれるのか正確な日付を知っておきたいところです。
本記事では、丸紅(8002)に実際に投資をして、配当が振り込まれた実体験から、配当振込の「正確な日付」をご紹介します。
目次
期末配当の振込は「6月4日」
丸紅の期末配当を実際に受け取ったところ、振込日は6月4日(金)でした。
こちらが実際の振込履歴です(マネックス証券を利用)。

振込が行われるのは平日のみなので、休日の入り方によっては最大2日程度ずれ込む可能性があります。
年によって若干変わる可能性があるものの、基本6月4日前後、と認識してもらえれば間違いないでしょう。
なお、配当額は丸紅の取締役会で決定されることになっています。
何らかの事情で取締役会の開催が遅れた場合、配当振込日も遅くなることが考えられます。
配当金が決まると、丸紅から「剰余金の配当に関するお知らせ」というお知らせが出ますので、そこで配当情報を確認することが可能です。

中間配当の振込は「12月1日」
中間配当については受け取った実体験は無いのですが、決算短信に記載されている「配当支払開始予定日」から、12月1日に振込が行われたことがわかります。

配当の決定内容は「配当予想の修正及び剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ」で確認することができました。

2019年度は12月2日だったことから、日付は例年ほぼ同じようです。
そのため、12月頭に振込が行われると考えて良いでしょう。
今後の配当見通し
2016年以降は増配傾向
過去の配当推移を見てみると、2016年以降、増配傾向にあることが分かります。
こちらが2013年以降の配当推移です。


2016年は業績が悪化したことで減配に陥りましたが、以降は業績の回復とともに増配を続けています。
2020年3月期までの5年間で、配当はおよそ1.5倍まで増加しました。
2021年3月期はコロナショックで業績が落ち込んだことで33円に減配、2022年3月期は+1円の34円予想となっています。
2022年以降も増配を予想
新型コロナという想定外はありましたが、影響は一時的でした。
2022年3月期以降は業績が回復していくと見られ、それに従って増配基調に戻ると予想しています。
しかし、大幅な増配は期待できないかもしれません。
丸紅は2020年3月期に−2,000億円の赤字を計上し、財務に大きなダメージを負いました。
今後はその立て直しを行う必要があり、現金流出は抑えめにする必要があると考えられます。
増配幅は年平均+2〜3円程度になるでしょう。
穀物が好調で減配懸念は薄い
丸紅は売上高の4割近くをアグリ事業(穀物の供給)が占め、穀物価格が業績に大きな影響を与えます。
穀物価格は近年、上昇傾向に戻りつつあります。家畜用飼料やバイオエタノール向けの需要が増加しているためで、価格上昇はほぼ既定路線と考えられます。
価格が上昇すれば売上高・利益が増加し、丸紅の業績を底上げすることが期待できるでしょう。
日本経済新聞:穀物価格に再び上昇圧力 南米の天候不順で供給減も
まとめ
丸紅の配当について、振込が行われる正確な日付と、今後の見通しについて解説しました。
配当がいつ振り込まれるかは、投資余力を管理する上で重要です。
効率的な投資を行うためにも着金日は正確に把握しておきたいですね。
新型コロナ以外では減配の懸念は少なく、丸紅は優良な投資先の1つです。
長期保有して高い配当利回りを享受していきましょう。
ちなみに、2020年3月期の配当振込は6月5日で、2021年は1日違いでした。