武田薬品の配当がいつ振り込まれるかについて、実体験を元に解説します。
振込日は一定の法則で決まっているようです。
本記事を読むことで、おおよその振込日が把握できるようになるでしょう。
- 中間配当の振込日は12月1日が基本
- 期末配当の振込日は6月30日が基本
- 休日が被った場合、中間配当は後ろに、期末配当は前にスライドする傾向
目次
中間配当の振込日は「12月1日」
実際に配当を受け取ったところ、中間配当の振込日は12月1日でした。
権利確定は9月末ですので、およそ2ヶ月後に振り込まれた計算です。
以下が入金履歴のスクリーンショットです。
実体験は2022年度のものです。
後で詳しく解説しますが、2018年以降の振込日は基本的に12月1日となっています。
そのため、2022年度以降も基本的に12月1日が振込日になる可能性が高いでしょう。
期末配当の振込日は「6月30日」
期末配当を実際に受け取ったところ、振込日は6月30日でした。
つまり、3月末の権利確定からちょうど3ヶ月後に振り込まれたことになります。
以下が入金履歴のスクリーンショットです。
中間配当の振込は権利確定から2ヶ月でしたが、期末配当は3ヶ月と、1ヵ月余分にかかっています。
これは武田薬品に限らず、上場銘柄全般に言える傾向です。
配当入金日の傾向
2018年以降の入金日一覧
2018年以降の配当入金日を調べ、傾向を明らかにしましょう。
次が2018年以降の配当入金日です。
年度 | 中間配当 | 期末配当 |
---|---|---|
2022年度 | 2022/12/1 | 2023/6/29 |
2021年度 | 2021/12/1 | 2022/6/30 |
2020年度 | 2020/12/1 | 2021/6/30 |
2019年度 | 2019/12/2 | 2020/6/25 |
2018年度 | 2018/12/3 | 2019/6/28 |
中間配当は12月1日が基本、休日なら後ろにスライド
まず中間配当の傾向についてです。
2020~2022年度は12月1日の入金でしたが、2019年は12月2日、2018年は12月3日でした。
2018年・2019年は12月1日が休日が被ったため、後ろにスライドしたようです。
つまり、休日が重ならなければ12月1日が入金日、重なれば直後の営業日が入金日になる傾向となっています。
期末配当は6月30日が基本、休日なら前にスライド
一方、期末配当は傾向が異なります。
2020年度、2021年度ともに6月30日でしたが、2019年度は6月25日、2018年度は6月28日と、早い方にスライドしています。
2018年については6月30日が日曜日だったため、早い方にスライドし、6月28日になったと考えられます。
ただ、2019年が6月25日に早まった理由は不明です。
少なくとも、6月30日までには入金されると考えて良さそうです。
2023年度は12月1日、6月28日が入金日
以上の法則から、2023年度の配当入金日が予想できます。
まず、中間配当は2023年12月1日(金)の可能性が濃厚です。
期末配当については、6月30日が日曜日なので、6月28日(金)の可能性が高そうです。
予想としては、中間配当が2023年12月1日、期末配当が2023年6月28日となります。
今後の配当見通し
武田薬品の配当は年間180円(中間90円・期末90円)で固定されています。
その方針は、武田薬品のIRページに明記されています。
1株当たりの配当金は、中間配当金および期末配当金それぞれ90円ずつの年間180円とすることで株主へ還元致します。また、資本効率の向上と株主還元の拡充のため、自己株式の取得についても適切な場合に取り組みます。
引用:武田薬品「配当および株主還元」
そのため、方針転換がない限り、配当は年180円が続く見通しです。
業績悪化時には減配する企業が多いですが、武田薬品は2019年度の悪化時にも配当を維持した実績があります。
よほどの業績悪化にならない限り、配当は維持されると考えて良さそうです。
2022年度の配当は188円と+8円の増配となり、ポジティブサプライズでした。
まとめ
武田薬品工業の配当入金日について、実体験を元に解説しました。
過去の入金日から傾向は明らかなので、中間配当は12月1日、期末配当が6月30日が基本と考えて間違いないでしょう。
ちなみに、他の銘柄でも傾向はだいたい同じです。
入金日をある程度把握しておき、投資余力を無駄なく活用するようにしたいですね。
2024年3月期の中間配当は12月1日の入金予想となっています。